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公開日:2025.06.27
海外コンクールで初入賞
金井酒造の黒笹Eden
秦野市唯一の酒蔵である株式会社金井酒造店(堀山下)が、5月下旬にフランスで開催された「Kura Masterコンクール2025」日本酒コンクールの純米酒(51-65%)部門において、「黒笹Eden純米吟醸」でプラチナ賞を獲得した。海外のコンクールでの入賞は同社では初。
フランス・パリに本部を置くKura Master運営委員会が2017年から開催しているフランス人のための和酒コンクール。審査員はフランス人を中心に、一流ホテルのトップソムリエやバーマン、カービストなど飲食業界の第一線で活躍する人が務めている。
日本酒コンクールは、サケスパークリング部門、純米大吟醸酒(1-35%)部門、純米大吟醸酒(36-50%)部門、純米酒(51-65%)部門、純米酒(66-100%)部門、大吟醸酒部門、クラシック酛部門、古酒部門の全8部門で実施された。
秦野の名を世界へ
昨年も海外のコンクールに出品した同社。しかし、その時は評価にはつながらなかったという。代表の椎野祐介さんは「今年も記念受験のつもりで挑戦しましたが、結果はプラチナ賞。海外のコンクールで認められたことは純粋にうれしい」と話す。
黒笹Eden純米吟醸は、黒笹Revive純米吟醸と共に2年前に発売した日本酒。金井酒造店の主力商品である「白笹鼓」のセカンドブランドとして展開している。椎野さんによると、黒笹Eden純米吟醸は、近年のトレンドであるフルーティーで飲みやすい特徴を持ちながらも、日本酒本来の奥深い味わいも兼ね備えているという。
「今回の受賞によって、世界基準がどういうものか分かった。同じ水を使っても技術と設計によっていくらでも世界に評価される酒が造れることがわかり自信につながった」と椎野さん。この受賞を機に、今後は「海外へ『秦野』の名前をPRしていけたら」と期待を寄せる。また、海外コンクールでの受賞は、外国人観光客からの評価にもつながるため「インバウンドを狙った観光にも生かしていきたい」と意欲を見せた。
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