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公開日:2025.10.17
秦野市社協が70周年
「地域福祉つなぐ接着剤に」
社会福祉法人秦野市社会福祉協議会(市社協・高橋潔会長)が今年、創立70周年を迎えた。10月26日(日)には福祉への関心を持ってもらうきっかけづくりとして、保健福祉センターで映画『桜色の風が咲く』を上映する。
市社協は戦後の復興期にあたる1955年4月1日、民生委員と保護司のバックアップを受け発足。その後、高齢化社会への対応のため、住民による地域福祉推進組織である地区社協の組織化や在宅福祉サービス事業に取り組んできた。2015年には、制度の狭間にある課題に対応するため、地域福祉総合相談センター「きゃっち。」を設立し、体制の強化・拡充を図っている。
高橋会長は、社協の役割について「行政では対応が難しい課題を発見し、民間組織としての開拓性、即応性、柔軟性を生かして地域をつなぐ接着剤のような組織」だと話す。地区社協のメンバーに、福祉関係者だけでなく自治会など多様な市民が関わっているのも秦野の大きな特徴だ。
社協が特に力を入れているのは、市民に身近なものとして福祉を感じてもらう「一日一福キャンペーン」のPR。また、「災害ボランティアセンター」の開設を担う機関として、平常時の運営訓練などを強化したい考えだ。そのほか、次世代を担う子どもたちにつなぐため福祉教育にも力を入れている。「福祉活動は『自分自身の未来を作る』ことに直結しています。地域と手を取り合い、誰もが安心して暮らせる福祉のまちづくりをしたい」と話した。
実話に基づいた映画を記念上映
70周年記念に上映する映画は、盲ろう者として世界初の大学教授となった福島智さんの実話に基づいた作品。午前11時45分開演。入場無料、定員150人。申し込みは社協HPか【電話】0463・84・7711へ。会場では「社会福祉大会・保健福祉センターフェスティバル」も同時開催。
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