色鮮やかな衣装に身を包んで行進する稚児ら（仏教会提供）
緑・青葉区連合仏教会（高橋英雄会長）は４月10日、大林寺山水閣（緑区長津田６の２の７）で釈迦の誕生日を祝う「花まつり」を開催した。
花まつりは釈迦が誕生したとされる４月８日に、その誕生を祝い「かけがえのない命や幸せを願う仏事」として行われているもので、宗派を問わず多くの仏教寺院や仏教系の学校で法要や法話、甘茶かけ、菓子の配布などの行事が行われている。
天気にも恵まれた当日は恒例の「稚児行列」が催され、集まった３歳から小学２年生までの42人の子どもたちが色とりどりの稚児衣装に身をつつんで山水閣から長津田駅方面の道を行進。同寺の本堂までの行程を、同会メンバーや有志参加者の演奏する笙や篳篥（ひちりき）の音色にあわせながら練り歩いた。その後稚児が花御堂内の釈迦像に甘茶をかけて釈迦の生誕を祝わったほか、雅楽の演奏会などが催され、参加者は春のひと時を楽しんだ。
同仏教会の担当者は「例年にないたくさんのお稚児さんが集まってくれた。天気にも恵まれたこともあり、本当に素晴らしい会になった。”花まつり”がもっと区民に認知されるよう頑張っていきたい」と今後の展望を語った。
緑・青葉区連合仏教会には現在44の寺院が加盟しており、毎年それぞれの区で交互にまつりを開催している。来年の花まつりは青葉区内の寺で開催される予定だ。
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