神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
戸塚区版 公開:2012年1月19日 エリアトップへ

交流施設「ふれあい広場よつば」を運営するNPO法人ワーカーズ・コレクティブ「たすけあい戸塚」理事 石川 昭子さん 戸塚町在住 51歳

公開:2012年1月19日

  • LINE
  • hatena

故郷と思える地域づくりを

 ○…プロフィール資料には、肩書きがズラリと並ぶ。ふれあい青空市実行委員長、とつかハートプラン策定委員、くみんネットワークとつか理事、とつかアートプロジェクトコーディネーター…。区との連携がスムーズにいくなど、これらの活動の中で培った人脈が交流施設開所に役立った。「『あなたたち誰?』からのスタートだと、物事を進めるのは難しい。たすけあい戸塚の活動と個人の活動が、うまくクロスしました」。

 ○…生まれは佐賀県。結婚を機に横浜市へ転居したが、故郷の祖父に満足な介護ができなかった。帰省した際に手を握るくらい。「遠くの親戚より近くの他人にできることを」。16年前、子育てや高齢者の支援を行う同法人へ入会した。身振り手振りを交え話す快活さからは想像しがたいが、入会前は自分に自信がなかったという。結婚して子どもを産み、「〜ちゃんのお母さん」になった。お母さんじゃない「私」は?―。活動では、介護をすることで喜んでくれる人がいる。自分を実感できる。自信の種を、植えつけてくれた。

 ○…そんな様々な地域活動の支えとなっているのが、理解のある夫の存在だ。活動でつらいことがあり、愚痴をこぼした時、「お前が笑顔でいられるのなら(活動を)続けてほしい」と、決して口数の多くない夫が言ってくれたのが忘れられない。「もう愚痴を言うもんか」と思った。夫婦仲は円満で、今も毎日、メールなどで互いの好意を確かめ合っているという。

 ○…同法人は今まで、訪問型のサービスが主だったが、今回の事務所移転と交流施設開所に伴い、一般の人が利用しやすい窓口ができた。今後は地域の人が参加しやすいイベントを企画するなどして、迎え入れる形でのサービスの向上を図る。目指すのは、高齢者や子育て中の母親など、異世代が集まり、交流する場所。「子どもたちが戸塚を故郷と思えるように」。地域づくりは続く。
 

戸塚区版の人物風土記最新6

青葉 裕子さん

東俣野町の農園で多世代コミュニティーの形成を目指す

青葉 裕子さん

東俣野町在住

3月28日

山口 キヌさん

102歳を迎えてなお、元気にスローライフを楽しむ

山口 キヌさん

平戸在住 102歳

3月21日

菅原 美穂さん

横濱花博連絡協議会の副会長を務め、マスコットのブンブンをデザインした

菅原 美穂さん

市内在住 38歳

3月14日

金山 保さん

2023年度の神奈川県青少年育成功労者表彰を受賞した

金山 保さん

汲沢町在住 71歳

3月7日

渡辺 萩風(わたなべのしゅうふう)さん

4月から下郷小学校コミュニティハウスで「名句鑑賞集中講座」の講師を務める

渡辺 萩風(わたなべのしゅうふう)さん

(本名:渡辺 治夫)戸塚町在住 81歳

2月29日

石橋 重則さん

横浜市学校保健大会で表彰された、東汲沢小学校ひぐみ学援隊の隊長を務める

石橋 重則さん

汲沢在住 72歳

2月8日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月8日0:00更新

  • 1月11日0:00更新

戸塚区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年3月28日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook