イセザキモール 「ゆず」看板が登場 12月までの期間限定
伊勢佐木町の路上から羽ばたいた人気アーティスト「ゆず」の新曲ジャケットをモチーフにした大看板が7月18日、伊勢佐木町4丁目の多目的ライブハウス「クロスストリート」前に設置された。設置は期間限定で、年内いっぱいを予定。
今回看板のモチーフとなったゆずの新曲「夜霧の伊勢佐木町」は、昭和歌謡の香りが漂うデュエット曲。伊勢佐木町を舞台に歌詞の中には馬車道や相生町、曙町など地元の地名が多く登場する。北川悠仁さんが扮する歌唄い・北見川潤子と岩沢厚治さんが扮するギター弾き・ムーチョ小岩沢という仮装キャラクターが12年ぶりに復活したことでも話題となり、ネット配信にあわせて看板が設置された。
設置された場所は、元々故・青江三奈さんの看板があった場所。楽曲名や懐かしさを感じるジャケットは、青江さんの「伊勢佐木町ブルース」をモチーフにしているといい、メンバー・スタッフ間で「この場所に新曲ジャケットを出したら面白いのでは」と話しが持ち上がり、商店街にオファー。設置が実現した。
青江さんの看板と同じ、映画看板風の「手描き」にもこだわった。制作したのは壁画家の上岡高廣さん(51)。元映画看板職人で青江さんの看板のほか、以前横浜松坂屋にあった「ゆずの路上ライブ時代の壁画」も手掛けている。原画に忠実な作品は2日で仕上げた。続々と訪れるファンを見ながら「またゆずを描く機会を与えてもらえて光栄」と笑顔の上岡さん。青江さんの看板は6代目を企画中で、ゆずの看板が撤去された後に設置予定だという。
18日の横浜アリーナライブの前に訪れたというゆずファンの一人、清水忍さん(29・栄区在住)は「期間限定といわず、長く設置して欲しい」と話していた。
新たな名所に商店街も期待
伊勢佐木町1・2丁目地区商店街振興組合の石田隆専務理事は「ゆずが路上ライブをしていた頃の雰囲気を味わいながら商店街を散策してもらえれば」。協同組合伊勢佐木町商店街の井上信行副理事長は「懐かしの手描き看板は今では珍しいので、多くの人に見てもらいたい」と話している。
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