市消防局はこのほど、水難事故現場での人命救助などのための資器材を備えた「水災害対応車」を高津、臨港の両消防署に市内で初めて導入した。水難事故が増える夏に向け、消防署員は日々、同車両を利用した訓練に励んでいる。
同車両を使用し、市北部での水難事故、水災害は高津署、南部には臨港署が対応する。
資器材をあらかじめ積載した同車両の導入で、従来の資器材積み込み作業を省き、より迅速に現場に急行できるようになった。装備はボンベなどの潜水機材のほか、車体の上には人命救助のための5人乗りゴムボートが1艇。さらに浸水などの水災害時、排水作業に役立てるため、最大200メートルまで延長可能なホース、1分間に5000リットルを排水できるポンプを備えている。
高津署の水難救助隊によると、夏にかけて台風や大雨で多摩川が急激に増水する場合がある。同隊は「水位は急に上がってくる。興味本位で水辺に近づかないように」と呼び掛けている。
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