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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2013.02.21

ドイツで開催される「技能五輪国際大会・ビューティーセラピー部門」の日本代表
佐藤 ななかさん
緑区相原在住 20歳

人に合った最高の美を提案



 ○…20歳の若き乙女が、エステ界で世界一に挑戦。昨秋大阪で開催され、全国から一流エステティシャンを目指す学生200人が出場した「第5回エステティックコンテストスチューデント部門」で見事優勝。7月にはドイツで開催される「第42回技能五輪国際大会・ビューティーセラピー部門」に日本代表として出場する。各国代表の25人がその技術を争う国際大会。顔や体のエステ、メイク、ネイル、脱毛など6部門が審査対象で、現在は経験の少ないネイルや眉毛などの技術を特訓中だ。「メダルの獲得が夢ですが、現実的な目標は入賞です。貴重な経験になるので精一杯頑張りたい」と決意する。



 ○…美の世界を志したのは高校3年の冬から。新設された山野美容芸術短期大学の総合エステティック専攻に進学し、2年間40人の仲間と日々、美容についての技術や知識を磨いてきた。「美で一番大切なのはバランスだと思っています。その為には、外見だけでなく、食事、健康やストレスなど、内面から気を遣っていくことが重要ですね」



 ○…両親、姉、弟の5人暮らし。小さな頃から好奇心旺盛で、思いついたことは何事にも挑戦していたという。上溝南高校では162cmと身長は高くはないものの、持ち前の高い運動能力を活かし、バレー部でエースアタッカーとして活躍。「体育会系から美容分野と正反対の道に進みましたが、バレーで培った体力や精神力は、今でも役に立っています」と振り返る。



 ○…4月からは大手エステ会社に就職し、プロのエステティシャンとしてその道を進む。夢は自分の店を持ち、一人でも多くの人を美しく輝かせること。「年齢や体型、容姿など、個性に合ったそれぞれの”美しさ”があります。正しい知識を持ち、少し意識を変えるだけで、大きく変わることもあります。まずは、自分が他人から憧れられる存在にならなければなりませんね」と力強く話してくれた。

 

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