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さがみはら中央区 人物風土記

公開日:2017.05.18

このほど、ノジマ相模原ライズの新キャプテンに就任した
河石(かわいし)泰(たい)さん
都内在住 29歳

勝利へ導く「最後の砦」

 ○…昨季の低迷を受け、新キャプテンを任された。自身はライズの2部リーグ所属時代からのメンバー。当時に比べ、規律やチームが育んできた伝統、文化が薄らでいると危惧し、手を挙げた。就任時から本を読み漁り、コーチの声に耳を傾けながら戦術や心構えなどの知識を蓄えた。今季のキーワードは「全力」。目の前のプレーに全力を尽くし、やるべきことを忠実に実行する、そこに重点を置く一年に据えた。選手には「それができなければ活躍できない」と言い続ける。

 ○…高校時代はラグビー部。スクラムハーフで鳴らした。早稲田大学でプレーしたい一心で入学するも、トライアウトで不合格となり、一転、アメフト部に。ポジションは「最後の砦」とされるDB(ディフェンスバック)。ただ、3年生までは試合機会に恵まれず。不振でチームに迷惑をかけたこともあったが、ずっと気にかけてくれた先輩がいた。その期待に応えようと本気で取り組み始め、当時ライズの須永恭通ヘッドコーチが率い、絶対勝てないと言われた日大に勝てたことが、アメフトへの道を決定づけた。

 ○…神戸出身。相模原の印象は「住民の方が温かい」。清掃活動などで子どもたちや住民と触れ合い、激励されることが何よりの力になっている。普段は都内の広告会社に勤める営業マン。キャプテン就任を機に、けが予防や気分転換としてヨガを取り入れ、週3回、出勤前の2時間汗を流す。コーチや選手との試合後の食事も楽しみの一つだ。

 ○…リーグ戦でわずか1勝という、ライズ史上初の屈辱を味わった昨季。今年こそ、悲願の日本一をめざす。そのためにも強豪の富士通、オービックに立ち向かうべく、チーム全員が高い意識を日々持ち続けることの大切さを訴える。「その結果として、日本一の器になれたねと評価されたい」。重責を担いつつ、どん欲さと厳しい姿勢で、最後はチームを勝利へと導く。

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