J2昇格に向け、最終局面を迎えたFC町田ゼルビアは23日、敵地・長野で行われたサッカーJ3最終節のAC長野パルセイロ戦を1―1で引き分けたが、勝ち点同点で並んでいたレノファ山口も引き分けたため、得失点差によりゼルビアの2位が確定した。J2昇格へはJ2リーグ21位・大分トリニータとの入替え戦に勝利する必要がある。
最終戦、自力優勝の消えたゼルビアが首位に立つには、「ゼルビアが勝ち、山口が引き分け以下に終わる」か「ゼルビアが引き分けて、山口が破れる」必要があった。そんなプレッシャーのかかる大一番、ゼルビアは長野に先制されたものの後半中盤に1点を取り返し、引き分けで勝ち点を取得(勝ち点78)した。しかし山口も引き分けに終わったため、得失点差で及ばず2位の結果となった。
J3リーグ2位チームはJ2リーグ21位との入れ替え戦で勝利する必要がある(J3首位チームはJ2最下位と自動入れ替え)。
良いチーム状態で今リーグに臨んだゼルビアは途中、負けない試合を14試合続けたが、勝ちきれず、引き分けは9試合。勝ち点1ずつの積み上げでは、着実に勝利を重ねるレノファ山口との差は開く一方で、一時は勝ち点差12まで引き離されていた。それでもあきらめず一勝ずつ積み上げ、最終戦を前に、勝ち点で首位に追いつく粘りを見せた。
天皇杯を糧に
J3リーグ開催中の8月29日から行われているサッカー天皇杯でゼルビアは、J2、J1のチームを下す快進撃を見せた。またJリーグを代表するチームに挑み、力の差を見せつけられはしたもののベスト16まで残り、Jリーグで十分に戦える姿を見せてくれた。
3年前のJ2初参戦となったリーグは最下位。1年で降格という悔しい思いをしたゼルビア。再びJ2の舞台に上がり、そのリベンジの為にも入替え戦で勝つしかない。入替え戦第1戦は11月29日(日)、ホーム町田市立陸上競技場で開催。
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