小惑星に「Ebina」の名 海老名ゆかりのNPO法人が発見
東柏ヶ谷に暮らす高橋典嗣さんが理事長を務めるNPO法人「日本スペースガード協会」が2000年に発見した小惑星に「Ebina」という名が付いた。
小惑星「Ebina」は、直径5キロメートル、火星と木星の間に位置し、太陽の周りを3年5カ月かけて公転する。11年12月23日時点での地球からの距離は約2億3千万キロメートルだという。
今回「Ebina」の命名が申請されたのは、同協会の高橋理事長が海老名に暮らしていることが縁で、講演会などを開催。さらに協会の活動とは別に00年から毎年、夏休み期間中に市内の小中学校生を対象に開講する「星の学校」には毎回30人から50人ほどの小中学生が参加し、夏の夜空に眼差しを送っている。
また09年に同協会が開催した天体観測体験イベント「スペースガード探偵団」には、市内の小中学生3人が参加し3つの新しい天体を発見。小学生による新たな天体の発見は世界初の快挙となった。
同協会は、海老名との関わりに加え、子どもたちが天文学へ熱心に取り組む姿、さらに海老名市が市制施行40周年を迎えたことから、昨年9月に国際天文学連合の小惑星命名委員会に小惑星の名称に関し「Ebina」の命名を申請。12月上旬に、正式に承認されたという。
高橋理事長は本紙の取材に対し「今回の発見をきっかけに、より多くの海老名の子どもたちが宇宙への夢を膨らませて、科学に興味や関心を持ってくれたらうれしい。これからもいろいろな催しを開いていきたい」と話した。
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