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人と人つないで1世紀 厚木北郵便局が100周年

社会

公開:2016年9月16日

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イベントにゆるキャラも登場
イベントにゆるキャラも登場

 市内下荻野にある厚木北郵便局(湯舟政幸局長・従業員数266人)が9月11日に開局から100年の節目を迎えた。前身の荻野郵便局から合わせて、その歴史を取材した。

荻野郵便局として業務スタート

 厚木北郵便局は1916(大正5)年に、荻野新宿交差点にある現在のトヨタカローラ神奈川厚木荻野店の場所に、荻野郵便局として開局。78(昭和53)年に日吉神社の北側に移り、今の場所に移転したのが2001年10月。翌年3月に厚木北郵便局に改称した。市内では、開局144年目の厚木郵便局、113年目の七沢郵便局に続き、3番目に古い。

 荻野郵便局は、難波孫次郎氏が国の委託を受けて開局。難波氏のひ孫にあたる難波栄一さん(69・下荻野)によれば、当時、国からの郵便局開局の打診に対して、難波氏ともう1人が立候補。十字路という立地の良さが決め手となり、難波氏に委託されたという。初代局長の孫次郎氏からはじまり、栄一さんの祖父・衛氏、父・東平氏までと、難波氏3代が1974(昭和49)年まで局長として郵便局を運営。2007年の郵政民営化を経て、現職の湯舟局長が23代目になる。

電話ない時代交換事務も

 家庭に電話が普及していなかった昭和初期、同局では、電話を通話先に取り次ぐ電話交換事務や、電報の受付と配布業務も担った。局内に公衆電話も置かれ、地域の通信拠点として大きな役目を果たしていた。

 配達にオートバイや車が導入される前は、路線バスが配達物を輸送していた。栄一さんは、「歳暮の時期は、30袋以上の郵袋がバスに積まれていたな」と当時の繁忙ぶりを思い返す。

1日平均5万通以上

 厚木北郵便局は、1日平均で窓口利用が約200人、集まる配達物は約5万4000通にもなる。集配エリアは、厚木郵便局と市内を2分して担い、市内妻田や飯山、清川村の一部など広域に及んでいる。

 9月12日には、開局100周年を記念したイベントが実施された。あゆコロちゃんと日本郵便のキャラクター・ぽすくまが登場し、記念撮影や記念品が配られた。母と娘と親子3代で訪れていた武田麻美さん(29)は、「小学生の頃、移転する前の郵便局に社会科見学をした記憶があります。100年もたっているなんて、驚きました」と話した。

 湯舟局長は、「配達員が野菜を貰ってくることも多く、この地域は人柄が温かい。地元のお客様に支えられて100年を迎えることができた。これからも近い距離で接していけるようにしたい」とコメントした。

昭和20年代半ばの局舎(写真奥・難波栄一さん提供)
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