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藤沢 社会

公開日:2017.04.07

遠藤に消防出張所完成
現場の意見集約は初

  • ▲運用が開始された藤沢市北消防署遠藤出張所

  • ◀放水訓練などに使われる放水壁

 新たな消防活動拠点として遠藤市民センター近くに「藤沢市北消防署遠藤出張所」が完成し、4月1日から運用が始まった。



 同所は1951年の辻堂出張所開所を皮切りに、市内13地区に配置されてきた施設の一つ。消防や救急隊員の現場到着時間の短縮による初動体制強化などが期待される。同所の完成で、市内全地区への出張所・分遣所の設置が完了した。



 2014年に立ち上がった「遠藤出張所建設検討委員会」には、市内各出張所・分遣所から署員が参加。現場の声をじかに取り入れた市内初の出張所となった。



 庁舎面積981・88平方メートル、鉄筋コンクリート造で地上2階建て。ミニ広報車のほか、水槽付消防ポンプ車と高規格救急車が配置されている。災害時を想定した非常用発電機や浄化槽が備え付けられ、LED照明やソーラーパネルも設置されるなど、環境への配慮も意識した。また、高機能訓練室のほか、敷地内で放水訓練が可能な放水壁を市内で初めて取り入れるなど、訓練設備も充実。女性隊員の生活空間を完全に分離し、プライバシーにも配慮した。



 市消防局消防総務課は「新たに遠藤出張所が加わり、全市的な初動体制の強化とともに、都市化が進むと予想される遠藤地区の消防力の充実が図られる。今後も市民の安全な暮らしを守るために活動へ取り組んでいく」と話した。

 

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