鎌倉の特産品づくりに取り組む鎌倉酒類開発協議会(長嶋幸男会長)は今月3日、4作目となる自主企画商品として「かまくら梅サイダー」を発売した。1本340mlで150円(税込)。原料の梅は建長寺、円覚寺、浄妙寺や市内農家から提供された鎌倉産のもの。鎌倉酒販協同組合加盟の40店舗をはじめ、一部のコンビニエンスストアなどでも取り扱っている。
酒類開発協議会によると、口コミ効果を狙い10代から20代の女性を主要な購買層として、商品開発を行ったという。
梅の程よい香りと、微炭酸によるすっきりとしたのみ口が特徴だ。甘さを抑えているため、焼酎の割り物にも適しているという。
製造は、清涼飲料の製造販売を行う川崎飲料株式会社(川崎市川崎区)に委託。ラベルは市内在住のデザイナー、渋谷陽子さんが担当した。年に約15万本を製造予定で、通年販売となる。
同協議会は、これまでに3つの自主企画商品を開発している。第1弾は、2004年の「鎌倉梅ワイン」(9月発売)、第2弾が07年の鎌倉芋焼酎「吾妻鏡」(今年はサイダーと同時発売)、第3弾は10年の「かまくら梅酒」(2月発売)。原料となっている梅および芋(紅あずま)は、いずれも鎌倉産を使用している。
同協議会によると、今回の「サイダー」は、第3弾商品の梅酒発売以前から企画されていたという。「当時、流行はペットボトルで、製造元が見つからず一度はあきらめた」と長嶋会長は振り返る。
しかし、葉山町の酒販店グループが10年に発売した「葉山夏みかんサイダー」をヒントに、今回なんとか商品化を実現した。
今後も新商品を開発する方針であり、長嶋会長は「アイディアがあれば是非お寄せ下さい」と話している。問い合わせは【電話】0467・22・4556鎌倉酒販協同組合(平日午前11時から午後4時)まで。
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