鎌倉市が昨年4月、山崎浄化センター(下水道終末処理場)内の未活用地を新しいごみ焼却施設の建設候補地としたことを受け、この計画に反対する住民組織が8月24日、これまでの活動や主張を記したビラの配布を行った。
市の決定を受け、同センター周辺の住民を中心に「新ごみ焼却施設建設に反対する住民の会」が結成されたのは昨年10月。同会では、近隣地域が20年にわたって下水処理場の臭気や騒音に悩まされてきたことなどをあげ、これ以上の「迷惑施設」による負担が受け入れがたいこと、ごみ運搬車が集中することによる渋滞や事故増加への懸念、周辺の景観悪化などの観点から計画への反対を訴えてきた。
この日のビラ配りは、同センターで総合防災訓練が開催されたことから「多くの人に問題を知ってもらいたい」と行われたもの。会員らは訓練の参加者らに声をかけながら、ビラを手渡していた。
同会代表で山崎西町内会の檜山宏会長は「住民の感情としては、これ以上の負担集中は認められない。市民の声を盛り上げて、計画反対を訴えていきたい」と話していた。
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