神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2012年5月11日 エリアトップへ

タウンレポート コミバスのあり方問う 検討委員会で今年度中に方針示す

公開:2012年5月11日

  • X
  • LINE
  • hatena

 赤字経営が続く寒川町のコミュニティバス『もくせい号』(以下コミバス)について話し合う「あり方等検討委員会」の第1回会議が5月11日(金)に行われる。コミバスの今後の方針などが今年度中に町に示される予定だ。

 コミバスの導入は、もともと高齢者や障害者などの足を確保するため検討されていた。2002年、町内の赤字路線から民間バス会社が撤退した背景もあり、町は導入に向け本格的に動き出した。翌年から寒川駅を起点・終点として、北、東ルート等の試験運転を開始。09年の本運行にあたり、町民から要望があった南部も加えて、3ルートで本運行を実施している。

 しかし、初年度(09年10月5日から1年間)は総乗車人数が4万8521人。年間委託料2958万1472円に対し、年間運賃収入は450万5500円で、実質経費が約2500万円と赤字が出ている。昨年4月に行われた事業仕分けにおいても、「不要」および「要改善」判定が出るなど、運営は厳しい状況だ。

 町は昨年6月に北、東ルートで要望の多い朝7時台を1便増やすとともに、特に利用状況の悪い南ルートの最終便を廃止した。南ルートの利用数が少ないことについて、都市計画課は「路線バスと重なっている場所もあるので、それも要因のひとつでは」と分析。しかしこの改正によって、1割ほど利用状況が改善しているという。「(コミバスが)町民に定着してきたことで、利用者数は年々増えている。運賃も100円なので積極的に利用してもらえれば」と同課担当者は話す。

 今後は検討委員会の中で、コミバスの目的を改めて明確化するとともに、町民のニーズを分析。運営手法や料金などを含めて、方針を話し合うことになる。
 

寒川版のトップニュース最新6

観光ガイドクラブ発足

観光ガイドクラブ発足

2団体が合併し地域振興

4月12日

ゼロカーボンへ協定

寒川町

ゼロカーボンへ協定

茅ヶ崎市、東京ガスと締結

4月12日

レール脇に案内図設置

西寒川支線廃線跡

レール脇に案内図設置

「貴重な遺産」周知図る

3月29日

パリパラ代表に決定

パラ水泳選手田中映伍さん

パリパラ代表に決定

選考会で派遣基準クリア

3月29日

「町最大級」のドッグランが登場

「町最大級」のドッグランが登場

4月21日に「いぬまつり」

3月15日

言葉贈りブランド醸成

寒川町

言葉贈りブランド醸成

「『高座』のこころ。」カードに

3月15日

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月12日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook