寒川町では7月3日にかけての大雨で町内各地の道路が冠水した。寒川の累計降水量は3日朝に300ミリを越え、小出川の一ツ橋地点では氾濫危険水位に達した。目久尻川の寒川橋付近も、危険水位まであと10cmほどに迫った。町は自治会館と集会所3カ所に一時避難所を設け、数名の町民が避難した。
町は7月の広報さむかわと合わせて「内水ハザードマップ」を全戸配布したばかり。1時間に72ミリという観測史上最大の豪雨を想定し、下水道や側溝の配水能力を超えて起こりうる浸水深を色で示してある。
今回の大雨は最大30ミリ程度だったが、赤いハザード想定のある大曲4丁目付近では冠水地点を車が突っ込むように走り抜けたり、一部の道は田畑の水があふれて池のような光景に。住民が茶色い水面下を探るように歩いていた。
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