小谷地区 休耕田を花の広場に 生涯学習推進員有志が整備
小谷地区の休耕田を小谷小学校児童と地域住民の交流の場にしようと、寒川町北部公民館生涯学習推進員会議(佐藤信会長)の有志が「小谷いこいの広場」を設置した。4月24日には児童による種まきも行われた。
「小谷いこいの広場」は、小谷小のプール側にある休耕田を利用して作られた。同会議の佐藤会長が「子どもたちと高齢者のコミュニケーションを持つ場として利用したい」と土地所有者である三沢守次さんに相談したところ、無償で場所を提供してくれたのだという。
同会議のメンバーには農家の人もおり、今年に入ってから自らの農機具を持ち寄って土地を耕すなど、整備を進めてきた。同広場に植えるヒマワリとコスモスの種や肥料なども、メンバーがお金を出しあって購入したものだ。
今回は、土地の約半分を利用してヒマワリの種が植えられた。子どもたちにも愛着を持ってもらおうと、4月24日には同小2年の1クラス24人を招き、種まきを実施。数種類のヒマワリの種が、児童一人ひとりに渡された。
はじめにメンバーらがヒマワリの成長について説明。「10日もすると芽が出て、夏にはこんなに大きくなります」と児童らの背丈以上を示すと歓声が上がった。その後、子どもたちはメンバーの指示に従って種まきを開始。「種の形が全部違う」「どんな花が咲くんだろう」「芽が出たら絶対に見にくる」などと話しながら種を植えていた。
同広場の整備や花の手入れは今後も有志メンバーで行われ、5月下旬には今度はコスモスも植える予定。佐藤会長は「ヒマワリの花が咲いたら、種取りなど、また子どもと大人が交流できるようなことをしたい」と話していた。
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