日産車体跡地 市が都市計画決定 再開発 具体化へ
日産車体湘南工場第一地区跡地(天沼・宮松町)の再開発に向け都市計画手続きを進めていた市は、用途地域や高度地区などの変更と天沼地区地区計画の決定を5日に告示した。
日産車体が昨年1月に出した天沼地区都市計画提案の提案区域とその周辺区域を含めた天沼・宮松町・東八幡一丁目地区の都市計画決定・変更では、工業専用地域(約12・8ha)と工業地域(約7・3ha)を近隣商業地域(約11・6ha)と第一種住居地域(約8・5ha)に変更。これに伴い、高度地区は第4種高度地区(最高限度31m)から第2種高度地区(同15m)に、防火地域及び準防火地域は防火指定なしから準防火地域に変更された。また、同地区での三井不動産による土地区画整理事業が同日付けで認可された。
跡地利用については地区を6区に分け、戸建て住宅や集合住宅、医療・福祉施設、公園などを整備。大型商業施設には、複合型ショッピングセンターららぽーとが想定されている。北東部分の工業地区では日産車体が樹脂工場と動力設備などを残して引き続き操業する。
日産車体によると、跡地では建屋上屋の解体が9割ほど進み、土壌改良工事を行っている。今年度中に三井不動産へ土地引き渡しを予定しており、再開発が具体的に動き出す見通し。事業主体の三井不動産は「商業施設の内容や開業時期などは未定」とし「地元の理解を得て関係各所と協議を進めていきたい」と話す。
|
<PR>
|
|
|
|
|
|
|
<PR>