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足柄版 公開:2014年7月26日 エリアトップへ

巨大イノシシ「捕った」 捕獲隊の作戦が奏功

公開:2014年7月26日

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捕獲されたオスのイノシシと齋藤さん         =22日・齋藤さんの自宅
捕獲されたオスのイノシシと齋藤さん         =22日・齋藤さんの自宅

 大井町では2011年の1年間で、イノシシやシカなどによる農作物への被害額が報告されているだけでも約180万円あった。

 イノシシやシカによる被害は、高尾を含む山間部の相和地区に集中し、その大半がサツマイモやジャガイモなどの根菜類で、市街地ではハクビシンによる果樹への被害も報告されている。

 こうしたなか町は2013年に「大井町鳥獣被害防止計画」を策定し、地域一丸となり捕獲作業に取り組むために、被害が大きい相和地区の住民に呼びかけ「有害鳥獣捕獲隊」を結成。猟友会の協力を得て連絡会を組織。情報共有や、わなの講習会などを開いている。

 11日に行われた連絡会では赤田地区や柳地区、高尾地区に大型のイノシシが出没しているという報告を受け、猟友会の齋藤勝次郎さん(73)が19日に「くくりわな」を設置。週明けの22日午後1時30分頃に確認に行くと、体長約2m、重さ140kgのオスのイノシシがわなに掛かっていた。

 町内で捕獲されるイノシシは平均で80kgから100kg程度。140kgを超えるイノシシは珍しく、狩猟歴50年以上という斎藤さんは「長く狩猟をしていますが、ここまで大きなイノシシは初めて」と驚きを隠さない。

 捕獲隊の事務局を務める同町地域振興課の担当者は「住民の方が遭遇したら大けがをしてしまう可能性もあったので捕まえられてよかった。今後も町内の状況を把握しながら対策を継続していきたい」と話す。

 大井町高尾で22日午後、体長2m・重さ140kgのイノシシが捕獲された。住民でつくる有害鳥獣捕獲隊が、出没情報のあった大型イノシシの捕獲作戦を立て、町の猟友会が「くくりわな」を仕掛けたところイノシシが捕獲された。

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