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公開日:2011.05.12
"若者視点"でノベルティ製作
観光協会が東海大生と連携
秦野市観光協会が東海大学観光学部の学生と連携し製作を進めていたノベルティグッズがこのほど完成した。学生たちが、グッズ選びからロゴマークのデザインまで、試行錯誤を重ね作り上げた力作だ。
同協会では、ノベルティグッズを2年に一度製作し、市内イベントの出席者らに秦野市をアピールする粗品や賞品として、また市外地へ訪問する際の土産として利用してきた。
過去にはキーホルダーや手ぬぐいなどを製作してきたが、それらは他の観光協会や企業等でも作られているものが多く「斬新性」に欠けることが課題であったという。
その解消を目的に同観光協会では、”若者の視点”を生かしたノベルティグッズ製作を企画。昨年10月、東海大学観光学部に打診し、呼びかけに手をあげた同学部観光学科の学生8人が参加してプロジェクトがスタートした。
学生たちは、昨年末から今年2月までの7回の企画会議に加え、自主的に教室などに集まりアイデアを出し合った。そこで秦野の特徴として、丹沢・大山山系に囲まれ1年を通じて登山客でにぎわうことや、花見や紅葉狩りなど四季折々の自然の楽しみ方ができるといった点に着目。「ノベルティグッズを持って、実際に秦野の各地域に足を運んでもらうこと」を前提にグッズ選びを進め、実用性の高さなどから新しいノベルティグッズに「ポータブルチェア」を決定した。
さらに学生たちはロゴマークのデザインも手がけた。ローマ字の「HADANO」を家族に見立て、靴や帽子を装飾し親子でピクニックをしているような親しみやすいデザインを考案。このロゴはチェアーの座面にプリントされている。
完成品を手にした学生は「イメージしていた以上に良い出来」と笑顔を見せた。
プロジェクトで学生たちを取りまとめバックアップしてきた同学部観光学科の本田量久准教授は、「大学が地域とかかわり、観光や地域を盛り上げていくことを肌で感じられる良い経験になった」と意義を話した。 同観光協会では「若者らしいユニークなグッズができ満足している。ロゴも秦野の楽しいイメージが表現されているので、今後も継続して活用していきたい」と話した。
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