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公開日:2012.11.22

明治神宮野球大会
桐蔭横浜大が初優勝
創部7年目の快挙

  • 大会終了後、母校に戻ってきたナインらを、理事長ほか学長を含む大学関係者らが盛大な拍手で出迎えた

 「第43回明治神宮野球大会」の決勝戦が11月14日、明治神宮球場(東京都)で行われ、桐蔭横浜大学(鉄町)の硬式野球部が法大を1対0で破り、初優勝を果たした。創部7年目の快挙で、県勢でも初の全国制覇となる。



 昨年のエース・東明(とうめい)大貴(だいき)投手が抜け、絶対的エース不在の新チームで臨んだ今季。プロ野球・ドラフト指名選手を擁する他大学との激しいせめぎ合いが続き、苦しいゲームも多かった。しかし、チーム力で少ないチャンスをものにし、県秋季リーグ連覇、関東大会準優勝と着実に駒を進め、県勢初の栄冠を掴んだ。「スター選手がいない中でのまさかの日本一。驚いている」と齊藤博久監督は語る。



「最高の誕生日プレゼント」



 監督の47歳の誕生日でもあった初戦・11月10日。「何もいらないから、白星をくれ」とナインに檄を飛ばしていた。7対0でコールド勝ちした松山大戦に留まらず、ドラフト選手擁する大体大、亜大、名門・法大を破っての日本一に「47年間で一番の誕生日プレゼント」と感極まった様子だ。



 練習環境に恵まれているとは決して言えない同大。部員153人と大所帯だが、専用グラウンドは無く、桐蔭学園高野球部と共有。朝8時から正午までと制限があり、日曜日は使用できず遠征することも多かった。こうした逆境を跳ね返した栄冠だけに喜びも一塩だ。

 

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