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公開日:2015.01.29

荏子田小
児童の発想 パンに
区内2店で商品化

  • 5年1組の児童とエゴノン(中央下)

  • ベルべで販売中のエゴノンパン

 今年、創立30周年を迎える市立荏子田小学校(三橋国雄校長)では、同校のキャラクターをモチーフにしたパン「エゴノンパン」を児童が考案。青葉区内2店舗のパン屋の協力で商品化され、店頭に並んでいる。



 「エゴノン」は同校の30周年を記念した、マスコットキャラクターとして誕生した。かつて荏子田で多く見られたというエゴノキの花がモデル。昨年5月、校内の投票で決定した。



 30周年を地元向けに発信しようと、5年1組の児童29人が話し合い、昨年8月にパンの制作を立案。有志児童が学校周辺のパン屋に協力を要請したところ、大場町のベルべあざみ野ガーデンズ店とすすき野のバウムドルフが名乗りを上げた。



 その後、三橋校長にこれまでの活動を伝え、パン作りの許可を得た。



アンケートも実施



 商品化に向け、同学級では味に関するアンケート調査を10月から実施。学校周辺で聞き取りを行い、4日間で505人から回答を得た。集計結果をもとに、ベルベでクリーム味とカレー味、バウムドルフでチョコ味とチーズ味の計4種類を採用することが決まった。



 ベルベでは1個200円で1月16日から、バウムドルフは1個216円で1月20日から発売している。2月中旬まで、各店舗で販売予定。ベルベでパン作りを担当した中島田大翼(だいすけ)さんは「この地域のために、子どもたちとゼロからパンを作れて楽しかった」と満足気な笑顔を見せる。



 パンの発売に併せて同学級では20日、荏子田やすすき野周辺で広報活動を全員で展開した。当日はチラシ配りやポスター張り、両店舗での呼び込みなど役割を分担。約1時間にわたって「エゴノンパン」の発売をPRした。



 参加した井上培力(つちか)さん(11)は「地域の人々と関わることで交流が深まる大切さを知った」と活動を振り返る。担任の藤生恭(たかし)教諭は「活動を通して、自分の住んでいるまちに少しでも愛着を持ってもらえれば」と期待を込めた。

 

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