プロ野球の新人選手選択(ドラフト)会議が10月22日に都内で行われ、新石川にキャンパスを持つ国学院大学の硬式野球部4年、柴田竜拓(たつひろ)主将(経済学部・21)が横浜DeNAベイスターズに3位で指名された。前年主将の山下幸輝選手(22)に続き、地元横浜のプロ球団からの指名は2年連続。
部員101人が所属する同部からプロ志望届を今年提出した、遊撃手の柴田選手。部員一同は22日、たまプラーザキャンパス近くの合宿所でドラフト会議のテレビ中継を見守り、指名が決まった瞬間、本人を囲んで喜びを爆発させた。
会見で柴田選手は「先輩の山下さんも行っている地元球団。大学の4年間でお世話になった横浜に恩返しする気持ちで、勝利に貢献できる選手を目指して頑張りたい」と決意を語った。鳥山泰孝監督(40)は「いつも周囲に気を配り、主将として部員に温かく、時には厳しく接していた」と評し、「ここからがスタート。持ち味の守備力からチャンスをつかんでほしい」と話した。当日、合宿所に駆けつけた柴田選手の父・安起(やすき)さん(51)と母・志津枝(しづえ)さん(51)は「感動と元気、夢を与えられる選手になって」とエールを送った。
岡山県出身の柴田選手は7歳で野球を始め、岡山理科大付属高校時代も主将を務めた。昨秋は21歳以下ワールドカップの日本代表に選出。身長167センチと小柄ながら、安定した守備力と優れた判断力が武器の内野手として、東都大学野球リーグでも存在感を示している。
![]() ベイ山下選手のユニホームを着て、両親と喜びを分かち合う柴田選手
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