新型コロナウイルス感染症対策を受け、横浜市立の小中学校や高校などは3月3日から臨時休業している。一方、共働き家庭など保護者が日中不在の家庭もあり、市教育委員会や放課後児童クラブが対応に追われているほか、街中のカフェが子どもの居場所を提供するケースもある。
市教委は休業決定後、就業や家庭での対応が困難な場合を想定し、小学1年から3年と小中学校の個別支援学級全学年、特別支援学校全学部について各学校で緊急受入れを実施。通常の学校と同じ時間を過ごし、課題学習や読書を行っている。
自宅に保護者がいない児童等はその後、各々開設されている放課後キッズクラブやはまっ子ふれあいスクール、放課後児童クラブで過ごす流れだ。
一方、小学4年から6年は緊急受入れ対象外。高学年とはいえ、留守番させることに不安を持つ保護者からのニーズもあり、青葉区内17ある放課後児童クラブのうち16クラブは朝から開所し、受け入れている。また、低学年であっても児童が多数集まる学校より、少人数のクラブの方が感染症予防に良いと通わせているケースもあるという。
保護者側も急な選択を強いられた中、たまプラーザ駅近くの「3丁目カフェ」では、日中の居場所として「子どもカフェ」を4日から開設している。近隣在住の小中学生を対象に、平日午前9時から午後6時まで(日により変更あり)、読書や勉強などに座席を提供するというもの。料金は1ドリンク菓子付で500円、さらに昼食が付くと1000円だ。
オーナーの大野承さんは「(学校の休業は)急な話で、なんとか保護者と子どもを助けられないか、少しでも受皿を作れないか」と早々に実施を決定。4日から6日までの間に18人の子どもが利用したという。同店は今後の情勢にもよるが、平日の間は行う方針だ。実施の有無、利用の申込、日程確認は同店ホームページから。【URL】http://3choome-cafe.com/
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