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青葉区版 公開:2021年9月30日 エリアトップへ

あおばエール 障害者の店舗利用を応援 HPでサポート内容を公開

社会

公開:2021年9月30日

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取り組みをPRする帆苅さん(右)と小柳さん
取り組みをPRする帆苅さん(右)と小柳さん

 青葉区内の店舗が障害者に対してサポートできる内容などをホームページで公開し、飲食や買い物などを応援する取り組み「あおばエール」の周知が10月から始まる。主催団体は「障害者が街に出やすくなり、地域ぐるみで社会参加を応援するきっかけになれば」と話している。

 「あおばエール」は青葉区障がい者後見的支援室ほっぷを中心に、区地域自立支援協議会が協力して企画したもの。区内全域を対象に、店舗と協力したこのような取り組みは市内で初めて。ほっぷの帆苅悟さんは「青葉区は街に出ている障害者が少ない印象がある」と話し、「障害者が街に出て、気軽に店舗を利用してもらえれば」と考えたことがきっかけだ。

 仕組みとしては、障害者を応援したいという飲食店や小売店などが協力店として申し込み、あおばエールのHP(【URL】https://aoba-yell.com/)に登録。各店舗の情報欄には「メニューに絵や写真がついている」「入口付近に車いすが超えられない段差があるが、スタッフ対応可能」など、対応できるサポート内容等が記載されている。身体だけでなく、発達・知的障害、認知症など目に見えない障害のある人たちにとって買い物等で困る事柄は様々。店舗に全て対応することを求めるのではなく、まずはできる範囲で応援してもらおうという主旨だ。

協力店の増加目指す

 現在の登録数は24店舗。協力店には障害者への対応方法を解説したハンドブックを配布するほか、支援の専門機関がどのようなサポートが有効か相談に応じる。協力店の1つで区内2店舗でラーメン店「七志」を運営する(株)ナナシフードサービスの平英樹代表は「ぜひ気軽に店舗をご利用いただき、改善してほしい点なども教えてもらえたら」と話す。

 協力店は6月から募っていたが、10月からは障害者と家族への周知を始め、本格的に利用を促していく。あおば地域活動ホームすてっぷの小柳直晴さんは「今後さらに協力してくれる店舗を増やしていきたい」と意気込む。一方で「青葉区では、障害のある家族のことを周りにオープンしたがらない傾向がある」と話し、「この取り組みによって障害者が街に出やすくなることで、家族や住民の方々の理解も深まり、共助の関係が進むきっかけにもなれば」と期待を寄せる。また、将来的には協力店と区内作業所がコラボした商品開発なども目指していきたいとしている。

 あおばエールの詳細はHPを参照。登録、利用に関する問い合わせは「ほっぷ」【電話】045・532・3110。

この黄色いシールが協力店舗の目印
この黄色いシールが協力店舗の目印

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