山内中学1年生の海老原奏太さん(12)が野球日本代表「侍ジャパン」のU-12に初選出された。7月29日から台湾で行われるワールドカップ(W杯)に向け、「代表として責任を持ってプレーしたい」と意気込む。
18人の侍ジャパンU-12に背番号4番で選出された海老原さん。動画による審査・選考を通過し、6月にトライアウトに参加。同月下旬、結果が通知された。トライアウトでは緊張から、初球でエラーをしてしまい、「選ばれる自信がなかったので、びっくりした」と驚きながらも、「緊張するけどチームも対戦相手もレベルの高い人たちと試合できると思うので楽しみ」と語る。
海老原さんは、友人に誘われたことをきっかけに6歳から地元の学童軟式野球チーム「元石川サンダーボルト」で野球を始めた。小学4年時のチームではキャプテンを務め、神奈川大会で準優勝。6年生でも、小学生の県内最大級の大会「専修大学カップ」で打撃、守備ともに活躍し、準優勝に輝いている。
「楽しみながら優勝目指す」
今春から中学硬式野球チーム「東京城南ボーイズ」(東京)で週4日の練習と週1回野球塾に通いながら、自宅での素振りや壁当ても毎日欠かさずに行っている。技術面の向上としても自宅で毎日野球の試合を観たりと日々研究している。野球を始めた頃から、近所の3学年年上で別チームの選手と公園で練習していたという。今でも手本にし、練習などで生かしている。
守備ではダブルプレーを得意とするなど「チームで協力してつないでいく野球が楽しい」と話す。身長は148cmと小柄な海老原さん。侍ジャパンでは機動力や技術を生かして活躍したいという。「セカンドのポジションとして投手との連携を大切にしていく。打撃面でも、バントなど求められた小技をしっかり行いたい」と話す。
侍ジャパンU-12は、2019年に行われた前回大会では、準優勝の結果を残している。今年、代表選手たちは7月22日から2日間合宿を行い、29日に台湾で行われる初戦ではドミニカ共和国と対戦する。海老原さんは初の国際試合を前に、「これまで試合で上手くいかなかった時はチームに支えられて乗り越えられた。押されている時も明るい声掛けをし、チームプレーを楽しみながら優勝をつかむ」と世界一に向け意気込む。
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