神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2024年8月8日 エリアトップへ

「緑内障の手術治療について」 コラム【37】 悠先生のちょっと気になる目のはなし

公開:2024年8月8日

  • X
  • LINE
  • hatena
加藤悠院長
加藤悠院長

 新たに緑内障と診断された方に「手術が必要でしょうか」と聞かれることがあります。緑内障とは眼の奥の視神経が障害され、視野が欠けてくる病気です。根本治療は難しいですが、眼圧を下げることで進行をゆっくりにすることができます。

 眼圧を下げるには点眼と手術があります。一般的に点眼は副作用などの

侵襲(しんしゅう)が少なく、手術は大きいです。そのため、治療初期は点眼から始めることが多いです。緑内障の進行スピードは患者さんによって差があり、点眼を2剤、3剤と増やさなければならないことがあります。ただ、患者さんによってはそれでも足りない場合があります。

 また、アレルギーなどで点眼が続けられない方もいます。そのような場合に手術によって、より眼圧を下げることが必要になります。点眼に比べると侵襲が強いのですが、技術の進歩と共に成績もかなり良くなってきています。

 ひと昔前は、手術で眼圧が下がり進行はゆっくりになったものの、逆に視力が落ちてしまうことなどもありました。

 現在では、適応を選べばそのようなことは、ほとんどないでしょう。また、白内障手術と同時の場合など条件はありますが、初期の緑内障でも手術を行って点眼を減らしたりする治療法が保険適用で可能にもなってきています。

 市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)

悠先生のちょっと気になる目のはなし-画像2

青葉区版のコラム最新6

「ハマフェスY166」の「次世代ブランドディレクター」高橋優斗さん 大好きな横浜に新しい風吹き込む

悠先生のちょっと気になる目のはなし

「モノが二重に見える」 コラム【46】

悠先生のちょっと気になる目のはなし

5月8日

目のお悩みQ&A

コラム(54)専門医が分かりやすく解説

目のお悩みQ&A

『白内障手術を受けるのですが心配です。どのような麻酔をするのでしょうか?』

4月24日

教えて!職人さん

教えて!職人さん

vol.22 「外壁塗装」で毎日の暮らしを快適に!【3】

4月24日

子供や若者にデジタルリテラシーを

コラム「学校と社会をつなぎ直す」㊳

子供や若者にデジタルリテラシーを

桐蔭学園理事長 溝上慎一

4月24日

悠先生のちょっと気になる目のはなし

「国内承認された近視進行抑制点眼」 コラム【45】

悠先生のちょっと気になる目のはなし

4月10日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2025年5月15日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook