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青葉区 人物風土記

公開日:2026.05.14

カンボジアでリハビリセンターを設立した㈱はまリハの代表を務める 臼居 優さん 荏田西在住 47歳

  • 臼居 優さん (写真1)

国境越え、笑顔届ける

 ○…藤が丘を拠点に区内外で訪問看護やリハビリ事業を展開する「株式会社はまリハ」の代表。5月10日、カンボジアの首都プノンペンにリハビリセンターを開設した。人口10万人あたりのリハビリ病床が「ゼロ」という現地で、日本式の質の高いケアと人材育成を根付かせようと、一年の半分を現地で過ごす情熱の日々を送る。

 ○…旭区若葉台で育ち、学生時代は卓球に打ち込んだ。横浜商業高校ではインターハイ団体5位に輝くなど、勝負の世界で心身を鍛えた。医療・福祉の道を志すも、大学卒業後は一度、不動産会社に就職。その後、理学療法士の専門学校に通うが、29歳で白血病を発症し8カ月に及ぶ闘病生活を余儀なくされた。「社会に戻れないかもしれない」という絶望。そんな中、家族や卓球部の仲間の支えが、再び前を向く力をくれた。「普通の幸せは当たり前ではない」。病床の中で、「病院は生活の場ではない。住み慣れた場所で自分らしく生きてほしい」という強い願いが沸き上がってきた。

 ○…2014年に起業し、地域に根ざした訪問リハビリに心血を注いできた。新たな挑戦の舞台に選んだカンボジアは、国民の平均年齢が27歳と若いが、急速な高齢化が予測されている。「自分が多くの人に救われたように、今度は私が誰かの笑顔を支える番」

 ○…現地では大学との人材交流や、政府支援による協会の設立も見据える。目指すのは、日本とカンボジアの間で専門人材が自由に行き来し、共に学び合える仕組みづくりだ。「新規事業は大変だが、やりたいことをやっているから楽しい」。趣味の登山で培った一歩一歩踏みしめる粘り強さで、国境を越えた「共生社会」の実現という、新たな頂を目指す。

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