青葉区制30周年記念関連事業「みんなの合唱曲プロジェクト」が進められている。区内の子どもたちで構成された合唱団が、地域のイベントなどで記念楽曲『アオバノココロ。』を歌うプロジェクトで、8月15日には青葉公会堂で、お披露目に向けた1回目の練習会が行われた。
同プロジェクトは、青葉台在住のウクレレ歌手で、『アオバノココロ。』の作詞・作曲を手掛けたHACHI(ハチ)さんが中心となり、青葉区商店街連合会と青葉区連合自治会長会の後援で実施。HACHIさんは普段から地域の夏祭りや催しに出演しており、「地域の方々から『青葉の曲を作ってほしい』という声をいただき、ぜひ30周年で実現させたいと4月から準備してきた」という。周囲の協力を得て区内の全小・中・高等学校を対象に団員を募集し、約70人が集まった。
今回の練習会には45人の子どもたちとその保護者らが集結。オリエンテーションの後、HACHIさんは「青葉が30歳の人間だったら、僕たち住人にどんなことを思うだろうと考えて作った。今は難しくても、大人になったときに歌詞の意味に気づいてほしい」と子どもたちに語りかけ、自身が所属するアイドルバンド「Bübbles(バブルズ)」のメンバーと共に『アオバノココロ。』を披露した。「幸せはココロが決めるから」「たくさんの出逢いと 別れが僕を強くして 今日から一歩踏み出せる」など、HACHIさん自身の経験や思いも重ねられた歌詞に子どもたちは真剣な表情で聞き入り、その後、声を合わせて一生懸命練習していた。「すぐ歌えるよ」など楽しそうに会話を交わし、団員同士やHACHIさんたちと仲を深める様子も見られた。
生まれ育った青葉の街を「景色も住む人も移り変わりが激しい街」と語ったHACHIさん。「その中で変わることのない心の描写、大事なことを歌詞に込めた。今だけのもので終わらせず、歌い継がれる曲になれば」と思いを語ったHACHIさん。また、合唱曲の制作や合唱団をまとめるなど初めての経験の中、「多くの人の支えのおかげで成り立っている。青葉の地域性や人柄を感じる」と感謝を口にし、「この曲で、青葉に住む人を笑顔にできれば」と話していた。
合唱団は、9月16日(月)にフィリアホールで開催されるBübblesのコンサートでのお披露目を皮切りに、地域の様々なイベントや催しに出演する予定。
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