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公開日:2026.06.25
桐蔭学園高守田苺花さん 留学生代表で決意表明 欧州でサッカー指導学ぶ
文部科学省などが推進する官民協働の海外留学支援制度「『トビタテ!留学JAPAN』新・日本代表プログラム」の第11期生に、桐蔭学園高等学校の守田苺花さん(2年)が選ばれた。守田さんは全国で13人の代表生徒の1人として6月14日の壮行会に登壇。2027年3月から女子サッカー強豪国のスペインへ旅立つ。
小学校1年生からサッカーを続けてきた守田さん。留学を志した背景には、自身の経験から抱いた強いもどかしさがあった。中学校進学のタイミングで、周囲の多くの女子選手が自分に合った環境を見つけられずに競技を辞めていく姿を目の当たりにしてきた。「日本には高いレベルで打ち込める環境はあるが、プロを目指すか辞めるかの選択を迫られやすい。純粋に楽しみながら自分のペースで長く続けられる環境が不足している」と感じ、女子がサッカーを生涯スポーツとして日常的に楽しめる社会を作りたいという強い思いが芽生えた。
留学先は、2023年の女子ワールドカップで優勝を果たし、女子サッカーが文化として深く根付いているスペインのマドリード。守田さん自身、名門レアル・マドリードのジャパンスクールに通っていた経験もあり、地域とクラブのつながりが強く生涯にわたり競技を継続できる環境に関心を持っていた。
来年3月から約1カ月間滞在し、語学学校でスペイン語を学びながら、地元の女子チームの練習に参加する。さらに、現地での街頭インタビューや指導者への調査を通じて独自の価値観や指導の工夫を学ぶほか、名門チームの練習施設見学や本場の料理を味わうことも楽しみにしている。
女子の生涯スポーツに
守田さんは過去最多の採用人数1083人の中から選抜され、5月中旬に合格発表とともに代表の打診を受けた。6月の壮行会では東京会場の代表者として堂々たる決意表明を披露した。
将来の夢は、大学進学後に教育学部やスポーツ学部で広く学び、小中学生年代を対象としたサッカーの指導者になること。「サッカーはこんなに楽しいんだよと伝え、生涯続けたいと思える子どもを増やしたい」と前を向く。留学の学びを自身の中だけに留めず、SNSなどを通じて地域や次世代へ広く発信していく考えだ。挑戦を応援してくれる学校や周囲への感謝を胸に、女子サッカーの未来を切り拓く、若き日本代表の挑戦が始まる。
今年、桐蔭学園からはほかに2人がそれぞれのテーマで同プログラムに選出されている。
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