青葉区 社会
公開日:2026.07.30
鴨志田コミハ 小学生講師の折り紙講座 認知拡大に向け企画続々
鴨志田コミュニティハウスは、地域住民が集う交流拠点としての認知度向上や利用促進に力を入れている。その一環として7月18日、鴨志田第一小学校5年の飯山アレンさんを講師に招き、折り紙体験講座「わくわくOrigami Lab」を開催した。
小学生が地域講座の講師役を務めるのは珍しいという同館。当日は未就学児から大人まで約20人の参加者が集まり、人気ゲーム・ポケットモンスター(ポケモン)のキャラクター「ピカチュウ」の制作に挑戦した。
高度な折り紙制作を趣味とする飯山さん。同館の高橋智一館長が実際の作品を目にした際、一般的な折り紙の域を超え、精巧な和紙工芸品とも評価できる完成度と芸術性の高さに感銘を受けたという。
同館が交流の場としてまだ十分に知られていない現状を踏まえ、多くの人に足を運んでもらうきっかけにしようと、今回の講座と飯山さんの作品展示が企画された。
指導経験が一度もなかった飯山さんだが、当日はスクリーンを活用して折り方の工程をわかりやすく映し出し、自ら前に立ってよどみなく説明を進めた。「わからないところがあったら遠慮なく言ってね」と優しく声をかけ、迷っている参加者のもとへ素早く駆け寄ってフォローしていた。「全員がしっかり完成させられるよう見守りたかった」と飯山さんは振り返る。
参加した同小2年の赤尾祐樹さんは「もともと折り紙が好きで参加した。丁寧に教えてもらえたのでうまくできてうれしい」と笑顔を見せた。飯山さんは「みんなに良い作品を作ってもらえた。自分の作品を知ってもらえたのも良かった」と語る。
飯山さんのこだわり
飯山さんが折り紙に触れたのは幼稚園時代。当時園内で折り紙が流行しており、大好きなポケモンを折ろうと本やインターネットを参考に独学で学び始めたのが始まりだという。
折り紙では作業中に爪の跡が残ってしまうため、小学1年生からは和紙を使った制作も始めた。和紙専門店へ足を運び、リアルな質感を表現したい場合は薄い和紙、作品に重厚感を出したい場合は厚手の和紙を選ぶなど、現在は5種類以上の和紙を作品ごとに使い分けている。お気に入りの「コブラ」はクッキングペーパーで仕上げたという。
制作時間が10時間以上に及ぶ大作もあり、「途中で嫌になることもあるけれど、一度折り始めたら『ここまできたら完成させたい』とやり切った」と飯山さん。飯山さんの母親は「何かに夢中になる経験は良いこと。今後のさまざまな道に通ずるはずなので応援したい」とエールを送る。
切り紙アート講座
同館では、8月1日(土)午後1時30分〜3時、「立体切り紙アート」講座を開催する。講師は川崎市在住の立体切り紙アーティスト・大薗一樹さん。小児がんと闘いながら「作品を通して人に元気を届けたい」という強い思いから美しい作品を生み出している。
参加対象は幼児〜小学生(小3以下は保護者同伴)。定員10組で参加費無料。申し込み・問い合わせは同館【電話】045・962・2813(第4月曜・毎週金曜は休館)。
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