新年度県予算案で県警緑警察署の新庁舎建設に向けた設計費約4770万円が計上された。現在の庁舎は築43年を経過し、大規模な耐震補強が必要とされていた。議決されれば2021年度完成をめどに整備が進められる。
現在の緑警察署は1973年に建設され、県下の警察署の中でも古い部類に入る。10年ほど前から建て替えを求める声が出始めたというが、東日本大震災時には壁にひび割れが出るなどし、早期の対策を求める声が高まっていたという。
建替えにあたっては、「代替地探し」が課題となった。現在、台村町にある庁舎をとり壊し同地に新庁舎を新設すると、警察機能に支障を来たす上、工事中も警察車両などを置く駐車場を確保する必要性がでるなどコスト面でも負担が大きいとされ、移転建替えを現実路線として代替地を探していたという。
県は新年度予算に約4770万円を計上し、建替えに向けた調査・基本設計を行うとしている。新庁舎建設にあたっては、2019年度から2021年度を目途に工事を行う予定。台村町にある現在の場所から約1Km離れた中山町93番1(横浜市有地)に移転する。
新庁舎建設の際には、災害時の応急活動拠点としての機能も強化される。大規模地震に耐えられる構造にし、大規模災害発生時には応急活動の拠点としての役割を担えるよう整備。災害時の電力確保や平常時の省エネルギー対策に役立てる太陽光発電設備を整える。
また、待合スペースや来庁舎用の駐車場を拡充し、地域住民への行政サービスの強化を図る方針だという。
緑区版のトップニュース最新6件
|
|
|
|
|
|