創意溢れるポスターを表彰
緑防犯協会のコンクール

各団体長と受賞者たち

　緑区防犯ポスターコンクール（主催・緑防犯協会、後援・緑警察署、緑区役所）の表彰式が11月21日、緑警察署で行われた。地域の防犯意識向上を目的とする同コンクール。今回は区内の小学校の児童から計３９９点が寄せられ、各団体長賞を受賞した９人に表彰状が贈られた。

　緑防犯協会長賞に輝いたのは、南京錠や鎖で厳重に戸締りをする作品を描いた三保小６年の高藤希子さん。「親が家の鍵を締め忘れてしまうことをきっかけに、戸締りを忘れないでほしいという思いで制作した」と作品に込めた思いを話した。このほか、サメがオレオレ詐欺を仕掛ける絵に「あやしい電話はジョーズにかわしましょう」のキャッチフレーズを添えたものや、迫力ある恐竜の目と「だれかが見てるよ」の言葉で犯罪の抑止を訴えるものなど、創意溢れるポスター作品が各団体長賞に選ばれた。本田悦二郎緑警察署長は「ポスターは視覚的なインパクトで注意を引きつけ、人々の意識を変える力がある。これを見た人の意識が変わって安心・安全につながることを願っている」と話し、佐藤康博緑区長は「意識しないと犯罪が起きやすくなるので、皆さんにはお互いに助け合う気持ちを持って育っていってほしい」と話した。

　受賞者は以下の通り（順不同）。▽緑警察署長賞／加藤優良さん（霧が丘学園小学部６年）▽緑区長賞／榊原栞奈さん（上山小６年）▽緑防犯協会長賞／高藤希子さん（三保小６年）▽緑区連合自治会長賞／舞原想さん（霧が丘学園小学部６年）▽緑防犯指導員会長賞／福田季生さん（中山小５年）▽緑少年補導員連絡会長賞／清水陽翔さん（中山小５年）▽緑・事業所防犯協会長賞／迎里健人さん（森の台小５年）▽緑宅地建物取引業防犯協会長賞／清水美希さん（上山小６年）▽横浜みどりライオンズクラブ会長賞／松原美尋さん（東本郷小６年）

　入賞作品は来年４月上旬まで区内のさまざまな施設で巡回展示される。また、ポスターを縮小したものをポケットティッシュに入れて、防犯キャンペーンなどの際に配布していくという。