総合電機メーカーから転職し、長津田地区センターの館長に就任した 苅和野 修さん 長津田みなみ台在住 54歳
心が温かくなれる場へ
○…昨年の12月に長津田地区センターの館長に就任した。施設を利用した地域の人々が、笑顔になって帰っていく姿を見ることに大きな幸せを感じる毎日だという。「子どもから高齢者まで幅広い世代が楽しく過ごせる場を目指していきたい」と意気込む。
○…都内で生まれた後、緑区に来たのは、中学2年生の頃。母親が喘息を患っており、“空気がきれいで自然豊かな場所”を探し移り住んできた。「当時はまだ、ありのままの自然が多く残っていた」と懐かしそうに当時の景色を思い浮かべた。大学卒業後、長年総合電機メーカーで営業畑を歩んできた。取引先企業の要望を聞きながら、社内の関係部署と調整を行う“パイプ役”を担ってきた。クレームの電話を受けたこともある。だが、相手の立場に立ち、対応を続けたことで、深い信頼を勝ち取り、「これからも頼むよ」との言葉をかけられたことが忘れられない。
○…長津田暮らしは、約40年になるが、仕事に追われ、これまで地域には関われなかった。50歳を過ぎて、「地域と関わる仕事がしたい」との思いが強まり、一念発起して転職を決意。仕事で培ってきたコミュニケーション力や調整能力などが評価され、館長として迎えられた。「想像していた以上に多くの人と関われる仕事。関係する人みんなが笑顔になれる場になれるように仕事に励みたい」
○…中学時代から始めたバレーボール。今も一般のクラブチームなどで汗を流している。バレーボールを通じて知り合った多くの人とは、飲み会や旅行にも行く仲だ。また、長年母校の高校にOBとして教えに行っているという。「ほぼ毎年顔をだしているので、ほとんどの生徒を知っているかな」と人との関わりを大切にする性格は、仕事だけにはとどまらない。
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