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緑区 社会

公開日:2026.08.20

10年の節目、継続に思慮 三保町の緑地保全ボランティア「絆グループ」 高齢化が課題

  • 樹林地で草刈りをするメンバー

    樹林地で草刈りをするメンバー

  • 今後、除去を予定している倒木

    今後、除去を予定している倒木

 三保町にあるマンション群「フォレストヒルズ三保」周辺で緑地保全のボランティア活動をしている団体「絆グループ」が今年、結成から10年を迎えた。現在も月に2回程度の保全活動に取り組んでいるが、同団体で事務局を務める長田誠さんは「活動を始めたときは皆若くて人数も多かったが、今は高齢化が進み、メンバーも約半分に減って継続が大変になってきている」と課題を話す。7月9日は約10人が参加し、30度近い気温の中、約3時間かけて草刈りなどを行った。

 同団体が管理しているのは、自然景観の維持や緑地の保全を目的に、法律で「風致地区」や「緑地保存地区」に指定されている樹林地。長田さんによるとフォレストヒルズ三保の住民が所有している共有財産で、管理組合が主体となって維持管理などを担っている。

 活動内容は、雑草や下枝の剪定、竹林の整備、倒木の除去など多岐にわたる。このほか違法駐車対策のためのフェンスの設置や、不法投棄物の回収廃棄にも取り組んだ。絆グループとして10年間活動を継続し、緑地保全や景観維持、防火防災などに貢献してきた。長田さんは「緑地保全は都市計画上、基本的な政策。公共性のある取り組みなので継続したいが、地域住民の自治的な活動で続けるのは大変。風水害による倒木でもし近隣の民家に被害があったら責任も伴ってくる」と頭を抱える。市からの奨励金を資金にして活動しているが、今後は緑地保存地区を市に無償で寄付することも検討事項に上がっているという。

 活動を継続するために新しいメンバーの募集にも力を入れている。絆グループのことを知ってもらうために、SNSで日頃の様子を発信したり、タケノコ掘りのイベントを企画して住民を招いたりしている。長田さんは「散策路を作って身近な自然に親しみを持ってもらうなど、用地を有効活用して維持管理に興味を持つ人を増やしていければ」と抱負を語った。

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