緑区 教育
公開日:2026.10.21
新治小学校 ムカシツチガエルを発見 地域絶滅防ぐ取り組み
新治小学校の3年生が10月15日、同校のビオトープにムカシツチガエルの成体が生息していること確認した。同種は市内で新治町にしか生息していないとされる生物で、地域絶滅を防ぐために「繁殖センター」(よこはま動物園内)協力のもと5年前から同校で繁殖に向けた取り組みが行われている。
同校では毎年、ムカシツチガエルのオタマジャクシをビオトープに放流している。今年6月にも成体の生息が確認されており、保全やさらなる繁殖に向けて15日、同センターの桐生大輔さんがレクチャーを行った。児童は「なぜ数が減っているのですか」「何日でカエルになりますか」「寝るときはどこに隠れますか」など積極的に質問をして理解を深めていた。
レクチャーの後、児童らはビオトープに生息している生物を捕獲、確認した。網を持って手分けをして捜索を始め、ムカシツチガエルの成体を見つけた児童が「とったどー!」と声を上げると拍手が沸いた。背中のイボイボが特徴で、児童らは「でかい」「かわいい」と興味津々な様子でのぞき込んでいた。
この日はムカシツチガエルのオタマジャクシを捕食するギンヤンマのヤゴも数匹捕獲した。天敵だが、桐生さんは弱肉強食の自然の摂理を児童に解説し、ビオトープに還した。「逃げ回って、エサをたくさん食べた強いオタマジャクシが生き残りカエルになる。こうやって強い子孫が残る」と伝えていた。毎年約4000匹のオタマジャクシを放流して、今年カエルとして確認できたのは7匹。「成体になれるのはこの程度だが、ちゃんと生息しているということはムカシツチガエルにとって良い環境であるということ。これからもビオトープを維持していってください」と話していた。
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