いよいよ来週に開幕が迫った東京2020オリンピック。港北区内でも2カ所で事前キャンプが始動するなど、機運は高まりを見せる。一方で、地域からは新型コロナへの懸念の声も。期待と不安が入り混じる中、世界的イベントの幕が上がろうとしている。
サッカー決勝など、横浜国際総合競技場(新横浜)での競技も予定される港北区。慶應義塾大学日吉キャンパスと武相中・高校では、それぞれ英国、ボツワナ共和国・チュニジア共和国の代表チームの事前キャンプが始まっている。
非接触でおもてなし
日吉キャンパスでは、オリ・パラ合わせて英国チーム約500人が利用予定。選手・スタッフが利用する施設は外部からの立ち入りを制限し、移動時の動線も分けるなど非接触を徹底する。
当初は、学生の練習参加も予定されていたが中止に。同大担当者は「体育会系部員がトップ選手と交流する機会がなくなってしまったのは残念」と話す。一方、英国チームに「快適に過ごし、日本にきた思い出を」と、施設を国旗や花で装飾してお出迎え。館内の各所では、折り紙や観光地、流行曲の紹介コーナーを設け日本文化を体感できるようにした。その他、学生とのオンライン交流の場も用意。英国チームをサポートする学生団体KEIO2020プロジェクトの代表・杉山佑さんは「触れ合わずとも気持ちを伝えたかった。一生に一度の舞台で最高の成果を出してほしい」とエールを送った。
期待、不安も
日吉地区連合町内会会長の小島清さんは「競技場の外からは練習を見れるとのことで、五輪選手を身近に感じられるのは楽しみ」と期待を口にする。一方で「新型コロナへの不安も頭の片隅にある」と一抹の不安も口にした。横浜市のオリ・パラ推進課担当者は「選手も地域の人も安心できるよう、最大限の対策を講じて支援したい」と話している。
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