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公開日:2026.03.12
Y―SDGsチャレンジングアワード
初開催 区内2社が快挙
エコテックが大賞受賞
横浜市SDGs認証制度「Y-SDGs」の優れた取組みを表彰する「Y-SDGsチャレンジングアワード2026」の表彰式が3月3日、中区のBankPark YOKOHAMAで開催された。初開催となる今回は18件の応募があり、港北区から株式会社エコテック(新横浜)が最高賞の「大賞」を、株式会社ペガサス(新横浜)が「先進取組賞」をそれぞれ受賞した。
同アワードは、2030年のSDGs目標達成に向け、地域の課題解決に寄与する優れた取組みを推進する認証事業者を顕彰するもの。書類選考を通過した5者が当日のプレゼンテーションに臨み、審査員と参加者の投票によって受賞者が決定した。
大賞に輝いたエコテックの取組みは、保育園や幼稚園の床を再生する「園児の床enjoy project(eep)」だ。同事業の核となるのは、独自技術「UVフロアコーティング」を用いた床の改修。老朽化し、ささくれや傷が目立つ木床を削ってコーティングを施すことで、新築同様の美しさと耐久性を蘇らせる。これにより、園児のケガ防止や現場の清掃負担軽減を実現している。さらに同社は、専用アプリを用いた園舎点検サービス「園舎の健康診断」を展開。専門的な知識がなくても建物の修繕優先度を可視化できる仕組みを構築し、現場の「何から手をつければいいかわからない」という悩みをDX(デジタルトランスフォーメーション)で解決した。
「直して長く」持続可能に
受賞に対し、同プロジェクト統括責任者の寺西宏晃さんは「メンバーが現場で積み重ねてきた仕事や、子どもたちの安全を守りたいという思いを評価していただき、身が引き締まる思い」と喜びを語る。
同社の取組みはSDGsの観点からも意義が深い。「壊れてから直す」のではなく、早期発見と適切なメンテナンスで「長く大切に使う」という考え方を重視しているからだ。これにより大規模な改修工事を減らし、廃棄物による環境負荷を抑制している。
また、管理業務の効率化は、保育士の負担軽減にも直結している。現場からは「点検が簡単になったことで、子どもたちと向き合う時間が増えた」という声も届いているという。
港北区在住の社員も多い同社は、地域活動にも余念がない。寺西さん自身、区内の学童保育で役員を務めた経験があり、「現場の先生方を支えることが社会全体を良くすることにつながる」との信念を持つ。現在は、県立高校と連携したSDGsの学習支援や、市主催の「子どもアドベンチャーカレッジ」への協力など、次世代育成にも取り組んでいる。今後は地域の公共施設などの安全対策にも注力する構えだ。
ペガサスは先進取組賞
一方、先進取組賞を受賞した株式会社ペガサスは、横浜発の地域防災人材育成モデル「はまっ子防災プロジェクト」を展開している。
同プロジェクトは、企業・学校・地域が連携し、子どもたちへの学びの機会創出と企業のSDGs推進の両立を図るものだ。単発の取組みにとどまらず、防災教材の制作・配布を通じて「地域と企業をつなぐ持続可能な仕組みづくり」を進めてきた点が高く評価された。
同社の担当者は「学校現場との連携を重ねてきた実践が、先進的なモデルとして認められた。現在は、対象を学校現場にとどめず、横浜市民に広く防災意識を高めていただくための『防災診断サイト・防災備蓄オンラインショップ』などの制作も進めている」と、活動を地域全体へ広げていく展望を語った。
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