かつて温泉街として賑わった綱島に「新たな街」が誕生――。駅周辺地区の土地区画整理事業が進む「新綱島」に3月15日、駅に直結する新水ビルの商業施設「SHINSUI」がオープンした。13日には報道陣向けの内覧会が催され、その全貌が明らかになった。
新綱島駅に直結する新水ビル(地上12階、地下1階)は、地元綱島で過去に旅館を経営し、現在は不動産業などを営む有限会社新水(佐藤博美社長)が運営。4階以上の高層階には先行してシニア向け住宅が設けられており、このほど開業した1階〜3階の商業フロアには「好きなお店が1つ増えるだけで、この街に住みたい理由も1つ増えるから。」をコンセプトに、14店舗が出店した。
1階にはリンツショコラブティック&カフェやフレッシュネスバーガーのほか、パンやアイスクリーム店、コンビニなどが入居。2階は、旧新水旅館を思わせる「離れ宿」を現代風の和モダンにあしらった空間。500円以下の日用品を中心に揃えた「無印良品500」など生活雑貨の店舗やカルディコーヒーファーム等が並ぶ。3階にはスターバックスと連携し、購入前の本を試し読みできる「シェアラウンジ」を備えた書店「TSUTAYA BOOKSTORE(ツタヤ ブックストア)」が入った。
各テナント事業者や地域の関係者らが集まった内覧会であいさつに立った佐藤社長は「他にはないラインナップにしたかった。地域とテナントをつなぐ架け橋になる。もう一つ、『図書館』を入れたかったが、横浜市は区に一つだけの制限がある。代わりにブック&カフェとシェアラウンジの構想ができた。多くの人に利用してもらえると思う」と述べた。
内覧会に出席した綱島東口商店会の佐藤誠三会長は「祭りやイベントが多い地域。連携して街を盛り上げていければ」と期待を寄せている。
歩行者用ネットワーク
東急新横浜線新綱島駅周辺は現在、市による土地区画整理事業が進んでいる。同ビルとデッキで結ばれた新綱島スクエアには今月24日に区民文化ホール(ミズキーホール)が開館する。また同ビルは地下通路で同駅に直結しており、今後は綱島街道の立体横断整備が施され、綱島駅東口駅前地区に建つ予定の再開発ビルとデッキでつながる予定となっている。綱島駅東口周辺開発事務所の中村俊輔所長は「官民連携のもと、歩行者用ネットワークの整備に取り組んできた。綱島駅東口駅前地区の再開発も進めていきたい」としている。
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