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港北区 教育

公開日:2026.06.04

港北区の新星を紹介! 熱ネク 熱いぜ!ネクストジェネレーション ミラノサローネに建築模型を出展した綱島小学校 6年 坂井颯(はやと)さん

  • 自身のスケッチで作品を解説する颯さん

    自身のスケッチで作品を解説する颯さん

  • 会場に展示された颯さんの作品(左はワークショップで作ったもう1つの作品)

    会場に展示された颯さんの作品(左はワークショップで作ったもう1つの作品)

 世界最高峰のデザインの祭典「ミラノサローネ」が今年4月にイタリアで開催され、綱島小学校6年生の坂井颯さんが制作した建築模型が出展された。プリツカー賞受賞者の建築家・伊東豊雄氏らが主導した国際ワークショップを経て選出されたもので、世界から集まった100点の児童作品の一つとして会場を彩った。

 颯さんが参加したのは、2月に東京大学で行われた3日間の建築ワークショップ。「自由な思考力を育むリベラルアーツの考え方に共感した」という母親の佳代さんの熱心な後押しもあり、全国から集まった子どもたちが大学生と交流しながら「地球は一つ、こころの家」をテーマに模型を制作した。そこで颯さんが着目したのは、家の中で「一番落ち着く場所」だというトイレだった。

 颯さんは「世界中のいろんな人にこのトイレを使ってほしい」との願いを込め、アイデアを形にした。地球から生えた大木の中にトイレがあり、そこへ至る「螺旋階段」を配した独創的なデザインだ。太陽の光で植物が育ち、地球の水が木を伝って葉に届くという自然の循環をイメージし、細部までこだわりを詰め込んだ。

建築の夢紡ぐ

 ワークショップ終了後も、自宅で両親の協力を得ながら約10日間にわたり改良を重ねた。約100本の針金を1本ずつ曲げて頑丈な木の土台を作り、粘土の種類を使い分けるなど工夫を凝らして完成度を高めた。母親の佳代さんは「自分の意見やこだわりをしっかり持ち、何でも自分で決める子。今回も楽しさと共に、頑張った達成感が大きかったようです」と目を細める。

 実際にイタリアの会場へ赴き、世界各国のユニークな作品に触れた颯さん。「自分の作品がどう見られているか緊張したけれど、多くの人が楽しそうに見てくれてうれしかった」と振り返る。気候に合わせた海外の子どもの作品などに刺激を受け、「今度は自分で設計図を書いて、さらに大きな建築物を作ってみたい」と、将来の大工・建築家への夢を一層膨らませている。

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