新横浜ストリートマネジメント委員会でシンヨコハマルシェを取り仕切る 鳥谷 直樹さん 新横浜在住 32歳
道からビル街と地域つなぐ
○…「普段歩いている道がきれいな方がいいじゃないですか」。現在の活動の意義を語る。新横浜の緑化活動を広めたいと2023年から企画を練り始め、昨年初開催に至った”シンヨコハマルシェ”。「来場された方から次回に向けての要望をいただいたり」。手探りのこともあったが、確かな手ごたえを感じる。そして、ゴールデンウィーク最終日、パワーアップした形で2回目の開催を控える。
○…生まれも育ちも新横浜。小学生の時に父親に連れられて行ったラーメン博物館や新横浜パフォーマンスに魅了された。自身の住む場所が”楽しいまち”と感じるのは自然だった。20歳で新横浜パフォーマンスの委員会に所属。当時、委員会メンバーとしては最年少だった。イベント運営のノウハウや難しさを学び、現在では全体を率いる立場に。「あの経験が、今に活きている」
○…休日は3歳の娘との時間を大切にしている。「平日なかなか一緒にいられない分、たくさん遊びたい」と父親の表情も。本業は、新横浜所在のビルメンテナンス会社での課長職。「地域に根付いた会社。新横浜に住む人、働く人の動向が分かるから、地域活動に反映できることも」。まちを快適にするため、公私ともに千思万考する。「仕事も地域活動も、地続きでつながっている」
○…「例えば街中で仕事ができるよう、歩道にベンチやコンセントを設置したり」。まちを住みやすく、働きやすく。歩道から整えたいと思いは膨らむ。「できるか分からないけど」と笑うその目には、確かに光が宿る。自身が働き、暮らすまちだからこそ出来ることがある。オフィス街と地域どちらの要素も併せ持つ、新横浜を快適に。そして、両者をつなげるために今後も奔走する。