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港北区 教育

公開日:2026.05.21

小机小児童、日本手話学ぶ 「心つなぐ大切な言語」

  • 手話を使って児童と会話する泉さん(左)

    手話を使って児童と会話する泉さん(左)

 小机小学校(遠藤淳子校長)で5月14日、5・6年生の広報ふれあい委員13人を対象とした手話講座が開催された。

 講師には、同校5年生が総合学習で交流を深めている「めめ菓子工房」(青葉区)のスタッフで、自身も手話を第一言語として生活する泉紗代さんを招いた。

 この講座は、神奈川県が5月を手話の普及を推進する「手話月間」と定めていることに準じ、手話が音声言語と同様に独自の体系を持つ「言語」であることの理解を深める目的で実施された。泉さんは、手指の動きとともに、眉の上げ下げや頬の膨らみ、肩の動きといった「手の動きだけでなく、文法として機能する顔や体の動きも用いる『日本手話』」が情報を伝える上で不可欠であることを実演。児童らは、泉さんの生き生きとした表現を食い入るように見つめ、算数や国語といった教科名や、給食の献立など身近な単語を用いたコミュニケーションに挑戦した。

 また、質疑応答の場で児童らは、ろう者が通訳オペレーターを介して電話をかける「電話リレーサービス」についても学び、視覚情報を駆使した対話の可能性に理解を深めた。児童代表の佐々木陸人委員長(6年)は「手話で話す人も僕たちと同じように表情や体全体を使って思いを伝えていると感じた。少しずつ覚えて家族や友達にも伝えたい」と手応えを語った。

 泉さんは「子どもの頃からリアルな手話に触れる機会があれば、心のバリアフリーは自然に育つ」と語り、「手話が当たり前に街に溢れる社会を願う」とした。遠藤校長は「人と出会う体験は生涯の宝。他者への関心を深め、共生社会を支える力を養ってほしい」と期待を寄せる。

 同委員会は今後、壁新聞や校内放送を通じて、今回学んだ「日本手話」の魅力を全校児童へ発信していく予定だ。

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