港北区 人物風土記
公開日:2026.05.28
4月1日に横浜市スポーツ医科学センターのセンター長に就任した 舟﨑 裕記(ひろき)さん 小机町在勤 65歳
医の力で市民の健康守る
○…横浜市スポーツ医科学センターの新たな顔に。前任の青木治人同センター顧問とは大学時代のサッカー部の先輩後輩という間柄だ。定年という節目に打診を受け、「これまでの経験を還元できれば」と快諾した。就任から約1カ月、日々多くの市民が訪れる光景を目の当たりにし、「地域にこれほど根付いているのか」と、その責任の重さを改めて噛み締めている。
○…医師としての歩みは、東京慈恵会医科大学から始まった。当初は外科医だった父と同じ道を志したが、整形外科の門を叩く。「スポーツ好きだったからね」。以来、脊椎や肩、そしてスポーツ整形と、時代のニーズに合わせて専門領域を広げてきた。何もないところから診療部門を立ち上げる苦労も経験したが、専門医のいなかった分野に光を当て、多くの患者を救ってきた自負が、その眼差しに宿っている。
○…東京都中野区で生まれ育ち、少年時代は「ランドセルを放り出して遊び回るワンパク坊主」だったという。中学からはサッカーに打ち込み、大学まで継続した。私生活では2人の息子の父であり、次男は父の背中を追って医学の道へ。オフの楽しみは、40代から本格的に始めたゴルフ。かつては競技大会で予選を通過し、「新聞に名前が載って上司に驚かれた」という茶目っ気たっぷりな一面も持つ。
○…今後は、これまで築かれたセンターの基盤を継承しつつ、日々進化する最新の治療や診断法を柔軟に取り入れ、さらなるバージョンアップを目指す。トップアスリートだけでなく、健康増進を目指す市民やメタボ対策、高齢者の体力向上まで、対象は幅広い。「それぞれの目的に応じたサポートができる場所。気軽に足を運んでほしい」と、穏やかにほほ笑む。
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