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港北区 スポーツ

公開日:2026.08.13

港北区の新星を紹介! 熱ネク 熱いぜ!ネクストジェネレーション オープンスキフU-13 日本代表として世界選手権に出場した 長張航也さん(小4・師岡町在住)

  • 笑顔でポーズを取る長張さん

    笑顔でポーズを取る長張さん

  • レース中の長張さん(家族提供)

    レース中の長張さん(家族提供)

 師岡町在住の小学4年生、長張航也さん(9)が、7月26日から31日までイタリアのサルディーニャ島で開催されたヨットの「オープンスキフ世界選手権」に、日本代表最年少として初出場を飾った。アンダー13のカテゴリーに各国の精鋭が集まる中、過酷な環境を強いハートで乗り越え、世界の舞台で堂々たる帆走を披露した。

 1人乗りのヨットで風の力のみで進むオープンスキフ。長張さんは、父や姉がマリンスポーツをしていた影響で、小学1年生から競技を始めた。平日は普通の小学生として学校生活を送るが、週末は江の島や山中湖などを拠点に練習に没頭する。昨年は代表選考を兼ねた大会で代表権を逃し悔しい思いをしたが、「絶対に日本代表になる」と誓い日々の練習に励み、今年3月の日本大会で見事3位に食い込み代表の座を掴んだ。

 競技は強風に耐えるため船の外に体を投げ出す「ハイクアウト」と呼ばれる姿勢や、風に向かいジグザグに進む緻密な駆け引きが求められる。片道38時間の移動や直後の発熱といった数々の困難も、コーチの熊川博さん(69)が「相当ハートが強い」と驚く精神力で克服した。言葉の壁を越え、風待ちの時間に他国の選手とTシャツを交換して友情を育むなど、抜群の行動力と社交性も発揮した。

 「海の上でスーッと進むのが軽くて気持ちいい」と航也さんは魅力を話す。父の浩昌さんは「自分で決めた道を一歩ずつ進んでほしい」と温かく見守る。母の里香さんは「子どもが好きなものを突き詰めれば、普通の小学生でも世界に挑戦できる」と語り、その自立心を尊重して背中を後押しする。本人の「あきらめずに頑張れば世界は目指せる」という強い信念が挑戦を支えている。

 「次は日本一になりたい」と笑顔を見せる航也さん。かけがえのない経験を積んだ9歳のセーラーは、将来のオリンピックという夢に向かって、今すでに力強く新たな帆を広げている。

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