4月1日付で11代目都筑区長に就任した 畑澤(はたざわ)健一さん 中区在住 57歳
「絆という資産を大事に」
○…「区画整理され洗練された街なのに緑や水があり非常に豊か。これから色々な地域を見て回って都筑区の良いところを探していきたい」。新鮮な視点で、就任後の第一印象をそう語る。昨年、区制20周年を迎えた。人間でいえば成人に当たる。急速な発展を遂げるこの街も、新たなステップを踏み出している。「記念事業などで地域間の絆が強まったという印象が強い。このかけがえのない資産を大事にして次の10年に引き継いでいきたい」と熱く語る。
○…健康福祉局副局長・同局総務部長を1年兼任し、区長に。就任後、職員に向けてのあいさつでは、”チーム都筑”の姿勢を呼びかけた。「区民の皆様にはチーム都筑一丸となっておもてなしの気持ちで接しなければいけない。知恵を出しながら職員のポテンシャルを引き出し、モチベーションを上げていく」。穏やかな語り口調ながら、強い意志を感じさせる。
○…背筋の伸びた立ち姿。聞けばやはりスポーツマン。ジョギングを長年続けている。「平成11年にタバコをやめて以来走っていますね。家ではなかなか聞けないので好きなジャズやクラシックなどを聞きながら走っていると気分転換にもなります」。もう一つの趣味といえば語学勉強。英語にスペイン、ドイツ、フランス、イタリア…と、ラジオ講座を愛聴している。「話せないけどね。聞くのは大好き。都筑はドイツとのゆかりが深いので交流を楽しみにしています」と快活な笑みを浮かべる。
○…自身の性格を一言でいうと「誠実で真面目」。そう話した直後に「自分でいうのは可笑しいですね」と謙虚な一面を覗かせる。転換期を迎えた区政運営に向け「基本は人と人。これまで信頼関係を築くことを大事にしてきたがそれは(区長となっても)変わらない。地域のつながりを支援できるよう全力を尽くして頑張りたい」と胸を張る。思いを新たに、11代目区長として舵取りを担う。
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