神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
都筑区版 公開:2019年10月31日 エリアトップへ

〈連載【5】〉川本守彦副会頭に聞く 都心臨海部の起爆剤に IRと横浜

公開:2019年10月31日

  • LINE
  • hatena

 横浜へのカジノを含むIR(統合型リゾート)誘致に賛成する横浜商工会議所の川本守彦副会頭(63)に話を聞いた。

     ◇

 横浜の人口は今年ピークアウトして超高齢化が進み、今後は市の税収でかなりの比重を占める個人市民税の激減が想定される。この状況で横浜の持続的発展を考えた時に観光立国を目指す国策でIRが出てきた。これだけのロケーションを持つ横浜が乗らない手はない。

 現在、土日祝日に多くの来浜者がいるが、宿泊客は15%ほどだ。統合型リゾートとしてMICE機能やエンターテインメント機能などが多面的に盛り込まれることで、東神奈川、横浜駅、みなとみらい21、関内・関外、山下ふ頭といった都心臨海部の起爆剤になる。また、観光拠点として横浜から他都市に出かけていく、アウトバウンドさせたいと考えている。

 それだけではなく、周辺地域も消費効果や雇用効果がなければだめだ。横浜市中小企業振興基本条例が制定されたが、地元の中小企業の活用もなされなければいけない。

誘致の機運を醸成

 IR=カジノと誤解をされ、まだ周知が足りていないと認識している。会議所として県内の経済団体に声がけし、11月初旬に「横浜IR推進協議会」(仮称)を立ち上げ、IRの周知を横浜市と協働でやっていく。また、来年1月下旬にはIR関連の産業展がパシフィコ横浜で予定されており、協議会としても参画していく。来場者にはIRを理解してもらい、誘致の機運を醸成していきたい。

 依存症への心配は理解できるが、日本の規制は厳しい。また、事業者が収益の一部を依存症対策などに取り組むNPO法人に提供し、活動を充実させるなどすれば、依存症は増えないのではないか。治安に関しては他都市を見る限りは安全で、全く不安を持っていない。

 開業当初はカジノの収益がIRの中で大きな比重を占めるだろうが、他都市の事例を見れば、30年後には3割程度となり、コンベンションシティのイメージになる。一方、施設が本当に横浜の発展のためになっているか、長期間、客観的に見ていく機関も必要だろう。
 

都筑区版のコラム最新6

「BUNTAI」で初勝利を

FLY THE FLAG横浜ビー・コルセアーズ vol.7

「BUNTAI」で初勝利を

今季最終節の川崎戦

4月25日

目のお悩みQ&A

コラム㊻専門医が分かりやすく解説

目のお悩みQ&A

『白内障の手術は両眼を1日でできますか?』

4月25日

幸福と訳すな!ウェルビーイング

コラム「学校と社会をつなぎ直す」㉜

幸福と訳すな!ウェルビーイング

桐蔭学園理事長 溝上慎一

4月25日

どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき)

どう過ごす?あなたにとっての大切な時間(とき)

第10回 やりたい事、できる事を一緒に探す人生の伴走者として

4月25日

4月 生き物協奏曲の始まり

都筑中央公園季節の便り

4月 生き物協奏曲の始まり

寄稿/NPO法人都筑里山倶楽部

4月4日

「BUNTAI」で歴史刻む

FLY THE FLAG横浜ビー・コルセアーズ vol.6

「BUNTAI」で歴史刻む

選手らがセン南などで広報活動

3月28日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 3月28日0:00更新

  • 2月22日0:00更新

  • 2月1日0:00更新

都筑区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

都筑区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月27日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook