各地で感染が報告される新型コロナウイルスの感染拡大防止のため横浜市は、市立学校の休業や市施設の休館などを決定。都筑区内でも、公共施設の休館やイベントの中止、延期が相次いでおり、市民生活への影響が懸念される(3月9日起稿)。
学校休業に対応
横浜市教育委員会は13日までと発表していた市立学校の臨時休業を9日、24日まで延長すると新たに公表した。休業期間中、家庭での対応が困難な小学生児童の緊急受入れも行われている。
緊急受入れ終了時間から午後7時まで、児童の受け入れを行っている荏田南小学校放課後キッズクラブの横手美枝子代表は「利用している児童は通常の半分。テレワークを行っている保護者も見受けられる。児童は全員マスクを着用し、おやつの前の手洗い等、対策を徹底している」と話す。
また、北山田小学校など区内3カ所で放課後キッズクラブを運営する特定非営利活動法人オーシャンキッズの皆川幸成代表は「当初、正確な情報が保護者にもキッズクラブにも伝わらず、各家庭は辛辣な状況にあった。保護者の協力を得ながら、子どものために運営をしていく」と語る。
施設の休館相次ぐ
都筑区総合庁舎内にある、都筑図書館、都筑区民活動センター、都筑公会堂は現在、一部休館中(利用可能なサービス、公演あり)。つづきっ子ランドは31日までサービスを中止する。区内地区センター、コミュニティハウスについても現在、休館中だ。
恒例行事も取りやめ
毎年この時期に区内各地で開催される春のイベントも中止が相次いでいる。3月21日、22日に開催予定だったセンター北まつりは2月中に開催中止が決定。センター北商業振興会の横田雅之会長は「不特定多数の人が集まることに不安を感じている地域の声を考慮し、中止を決定した。毎年、多くの方に楽しみにして頂いているので残念ではあるが、地域住民の安全が第一」と話す。
市民生活にも影響が出ている。区内でパソコン指導をしている習い事教室タイムでは、キーボード等の消毒に加え、生徒の授業時間をずらし、 生徒同士の接触人数を減らすなどの対策を実施。平野朋之室長は「生徒さんの休みも目立つ。新しいお客さんの呼び込みも行いたい時期だが、今は控えるしかない」と、各方面で市民生活への影響が目立っている。
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