学校法人ミスパリ学園(下村朱美理事長)は、2021年4月に日本初の美容の専門職大学「ビューティアンドウェルネス専門職大学(※仮称、設置認可申請中)を牛久保のオンワード総合研究所跡地に開学予定。下村理事長は、「新しいビジネスを一緒に作る学生に集まってほしい」と話す。
同法人は、美容とリラクゼーションの「ビューティ」と心身の健康をもとに美しく豊かな人生をめざす「ウェルネス」を融合した新しい学問である「ビューティウェルネス学」を専門的に学ぶ専門職大学を設置。専門職大学とは、19年に開設され、特定の職業のプロフェッショナルになるために必要な知識や理論、実践的なスキルを身に付ける場所。卒業生には大学と同じ「学士(専門職)」の学位が与えられる。授業の3分の1以上は実習・実技が行われるのが大きな特徴。同大学では、美容業界で働いている人が教員となり指導を行うため現場の今を知ることができ実践力につながるという。
学校を設置するミス・パリ・グループは、エステティックサロンの運営や化粧品、健康補助食品の開発などを行う美容商社。かねてより人材の育成に注力し、専門学校も開校している。「現在美容業界で求められるサービスの質が向上していて、より多くの知識が必要になっている」と話すのは、大学設置準備室学務部の齋藤勝課長。「美容だけでなく他業種とのコラボや国際的な視野を持った人材を育てていく」と力を込める。英語や中国語の必須科目や、華道・茶道の教養科目でおもてなしを学びながら美容関係だけでなく、インバウンド産業における新たなサービスを創出する人材を育てていく方針だ。高校での学校説明会では、「美容系は専門学校しかなく親に反対されていたが大学なので説得できそう」など好意的な意見が得られたという。
同大学は、オンワード総合研究所(都筑区牛久保3の9の3)跡地に新設を予定。「大学を開設するために必要な土地がなかなかない中で、とてもいい場所。学生も過ごしやすい場所になるのでは」と齋藤課長は期待を寄せる。開学後は図書館やレストランなどを開放し、健康と美を地域の人にも届けられればと笑顔を見せた。
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