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公開日:2022.02.17
危機乗り越え28年
早渕川清掃に多世代
「早渕川ファンクラブ」が早渕川流域の環境美化に取り組み始めて28年。存続危機を乗り越え、毎月2回、早渕川親水広場を中心に清掃を行い、3歳から80歳までが積極的に活動している。
「人が集まらないなら解散するしかないと思っていた」と当時の心境を語るのは前代表で現名誉会長の福富洋一郎(77)さん。1994年に同クラブの前身となる「早渕川をかなでる会」を立ち上げたが、会員の激減で存続の危機に陥った。
そんな時、偶然活動を知って参加した坂口良平さん(57)。「これまでの歴史を途絶えさせるわけにはいかない」と半年ほど活動を続けた頃、福富さんの推薦で2019年に代表に就任した。その後、木村紘大さん(34)も副代表として加わり、SNSやオリジナルののぼり旗で活動を積極的にPR。すると徐々に参加が増え、登録者数は150人を超えた。「世代交代でクラブに活気が戻りこんなに嬉しいことはない」と福富さん。
現在は会員が早渕川の歴史や環境について小学校で出張授業を行うなど活動の場を広げている。坂口さんは「『いい街には、いい川がある』をモットーにこれからも継続していきたい。誰でも気軽に参加してもらえれば」と呼びかけた。
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