都筑区 社会
公開日:2026.09.25
「防災士 住職」 いざという時の備え啓発 横浜市都筑区佐江戸町で研修会
佐江戸町内会(志田政明会長)は9月12日、佐江戸会館で防災減災研修会を開催した。同会館近隣にある無量寺の豊田眞彰住職が講師を務め「被災経験から学ぶ防災と支援」と題して、災害に対する適切な備えなどについて来場者たちに伝えた。
佐江戸町内会によると、毎年開催している同研修会に昨年から、防災士の資格を持つ豊田住職を講師に迎えている。
この日は地域住民ら50人以上が集い、豊田住職の話に聞き入った。
大学時代、神戸市須磨区の寺院で阪神・淡路大震災に遭ったという豊田住職。「ベッドで寝ていた時、下からドーンと突き上げるような大きな揺れを感じた」と、自身の被災経験を語った。
豊田住職は、いつ発生するか分からない災害に備え、多くの人たちの防災力向上に寄与したいと、6、7年ほど前に防災士の資格を取得。現在は自助・共助の大切さなどを伝える活動を続けている。8月末から数日間は、7月28日に発生した熊本地震の被災地を訪れ、義援金や発電機、移動式のクーラー、食料などを寄付したという。
研修会ではスクリーンに関東大震災、阪神・淡路大震災、東日本大地震、能登半島地震、令和8年熊本地震などの被災地の写真を投影し、被害状況について説明。地震発生の仕組みを解説したほか、「大きな揺れの後も安全確認を続け、危険な建物に戻らない」「道路や物流が止まることを想定し、各家庭で水、食料、簡易トイレなどを備蓄する」など、これまでの大規模地震から得られた教訓も伝えた。
研修会に参加した佐江戸町に住む女性は「災害はやっぱり他人事ではない。この研修会を通じて、自分のこととして考えなきゃいけないという視点に立たせてもらった」と話していた。
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